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ミサイルとは何か。いまウィキペディアで意味を調べてみると、こうである。「軍事兵器の一つであり、弾頭を搭載しなんらかの誘導に従って自ら目標を攻撃する飛行装置」。さらに「弾頭」の意味を探ると「爆薬を詰めた先端部分」(goo辞典)とある。 この定義に従うならば、12日に隣国が打ち上げた飛行物体は、世上いわれるようなミサイルで果たしてあったのだろうか? 打ち上げ騒動をめぐる新聞記事をどれだけ読んでも、あるいは目をこらし耳を澄ませてTVニュースに視入っても、あの飛行物体の先端に爆薬が詰まっていたとは確認できないし、どこかをめがけて攻撃したというわけでもない。なのに、「事実上の」という形容詞を付けたにせよミサイルと呼ぶのは至当であろうか。しかも、その後の報道では、実際の搭載物の一部は衛星軌道に達したとのことである。ならば、打ち上げ当事者たちの言に倣って人工衛星と呼んだとしても、その不当でないことを思う。 急いでことわっておくならば、あの打ち上げを「慶事でした」と酔流亭は歓迎しているのではない。爆薬を積めば破壊的兵器に転じるのは間違いのないことであって、それはたしかに物騒な話である。酔流亭は物騒なことは好まない。 ただし、つぎのことは言っておく必要があると感じる。 いま、人々は飛行物体の航続距離が伸びたことをもって米本土が射程に入る恐れを云々している。それは大変な脅威だという。 そんな脅威を感じている人たちは、では在日や在韓の米軍基地に備えられたミサイル(これは本物の兵器としてのミサイル)の「射程内」に朝鮮半島の北部はずっと前から入っていることをどう思うのであろうか。半島北部に暮らす人々はそれに脅威を感じるとは考えないのか。 明日、投票が行われる総選挙および都知事選では、国防力の強化なかんづく日米同盟の強化を訴える候補者が目につく。冷静に考えれば、軍事力ということでいえば日米同盟はすでにアジアで突出しているのだが。しかるに、これをさらに強めれば相手だってもっと身構える。軍拡の悪循環として、これは古典的なパターンである。 この悪循環を断つ方向に努力するだろう候補に投票したほうがよい。
by suiryutei
| 2012-12-15 09:38
| ニュース・評論
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