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新人事制度 大阪での報告①~③
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今日から4月。春本番! 新年度は『伝送便』誌今月号に書いた文章のUPでスタートです。 ![]() 桜も満開となって(東京周辺の話)、いまや春たけなわ。しかし今年の冬は長く、寒かった。東日本大震災の被災地では大雪が生活再建をさらに遅らせたと聞く。 冬から春へ、その変わり目の指標のひとつは「春一番」だろう。関東以西では今年は三月一日に吹いた。私が通勤に利用する常磐線はダイヤが乱れるほど強い南風だった。当日は夜勤。もしかしたら遅刻するかと駅のホームで気をもみながら、想い出されたのは昔キャンディーズが歌った同名のヒット曲だ。「♪雪が解けて川になって流れていきます~♪ もうすぐ春ですね♪」。 このレコードは一九七六年の三月一日に発売された。そのころ私は国立の郵政研修所で初等部訓練を受けていたはず。郵便局に採用されたのが前年七五年秋である。訓練は二週間の合宿で、後半に雪の日があったのを覚えている。そういえば今年も三月一日のあと数日は、また真冬のような寒い日に戻った。「春一番」が吹くころ春はまだ浅く、だから本番の春が待ちわびられる。 ウィキペディアによれば、キャンディーズの三人のうち最年長のランちゃん(伊藤蘭さん)が生まれたのは一九五五年一月だから私と一緒。女性の年齢など詮索するものではないけれどインターネットは何でも出てきてしまう。スーちゃん(田中好子さん)ミキちゃん(藤村美樹さん)は五六年生まれ。とくにファンだったわけではないのに印象深いのは自分の同世代という誼(よしみ)か。 彼女たちの最初のヒット曲『年下の男の子』が世に出たのは『春一番』から一年前、七五年の春である。私は大学の三年生に上がるときで、学費値上げに反対して一ヶ月間のストライキをやっていた。クラスの友人たちと「クラス闘争委員会」を作って授業の行われないキャンパスに通い、ビラを作ったり駄弁ったりの毎日。あるとき、昼飯を食べに学外に出て街を歩いているとレコード店からこの歌が流れてくる。同級生の、演劇をやっていた男が、「オイ、あの歌いいな」と何やら感に堪えないといった顔で言う。彼には当時、年上の彼女でもいたのであろうか。キャンディーズのうちスーちゃんはもうこの世の人ではない。我ら「クラス闘争委」の仲間にも四〇代なかばの若さで死んでしまった男がいる。 今年の「春一番」が吹くより一週間すこし前の二月二〇日に都内で開催された「新人事制度」学習会については本誌前号でも報じられた。報告を行った私の横に座って進行を務めてくれた久保茂君は学生時代の同級生である。学費値上げは撤回されず私はその年の夏には中途退学して秋から郵便局で働き出したのだが、彼はすこし遅れて、ちゃんと卒業してから郵便局に潜り込んできた。そして、じきに七八年末の反マル生越年闘争と遭遇する。性、乱を好む彼のこと、物溜め闘争の先頭に立ったのは言うまでもない。四・二八では「停職一〇ヶ月」の処分をくう。懲戒免職まで首の皮一枚のきわどいところだ。体調を崩して一昨年早期退職したが、今も本誌の編集委員。先月号には貴重な福島現地報告を書いている。『年下の男の子』が街に流れていたとき、その歌詞が似合わないこともなかった我らの世代も還暦が近く、なお共にスクラムを組めることを喜ぶ。 ![]()
by suiryutei
| 2013-04-01 17:22
| ニュース・評論
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