新人事制度 大阪での報告①~③
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幕末、北越の長岡藩に出現した英雄児、河合継之助の生涯を描いた司馬遼太郎の小説『峠』は、長岡の人たちが冬に向かって雪への備えをしているところから書き出される。それを見ながら、主人公の河合は「北国は損だ」としみじみ思うのである。 じっさい、雪への備えにしても、また降ったら降ったで雪掻きや雪降ろしにしても、大変な重労働にもかかわらず、それから何かが生まれるわけではない。雪は解けたら無くなるだけだ。無駄といえばこれほど無駄な働きは無いけれど、しかし、それをやらなければ雪国の人は生きていかれぬ。 こんなことを思ったのは、酔流亭も今、雪掻きをやったところだからだ。雪掻きといったって、家の前をサッサッとやっただけで、時間にしても30分たらず。そもそも積雪数センチにすぎないのだから、雪国の人が聞いたら笑ってしまうだろう。それでも、慣れないことなので、けっこう重労働に感じた。朝、窓越しに雪の降るのを眺めながら飲んでいるときは極楽だったが、雪は降ったあとが大変だ。 『峠』の舞台となった長岡、そして新潟一帯は、去年秋の大地震についで、いま大雪に見舞われている。新潟出身で、この冬は勤務が休みの度に新幹線で帰郷している若者がいる。家に残っているのは老親だけだから、彼が帰って雪降ろしをしないことには家がつぶれてしまう。家は地震で屋根も壁もダメージを受けているのである。毎回の交通費だけでもえらい額になる。JRや国は、こういう人のために何らかの特例処置をとるつもりはないのだろうか。 雪をみれば「雪見酒だ」とはしゃいだり、わずかの雪掻きに音を上げるのは、思えば太平洋側に住む人間のゼイタクであった。ちょっと反省している。 ・・・朝は携帯から送信しましたが、今はネットカフェに来て書いてます。
by suiryutei
| 2005-03-04 16:28
| 身辺雑記・自然
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Comments(4)
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「雪かき」ということについて。
太平洋側では「雪かき」という所がほとんどですが、 日本海側は、言い方のバリエーションが豊富です。 ちなみに、私の生まれた庄内では「雪のけ」と言います。 中越では「雪ほり」というらしいです。(豪雪を感じますね) 他にも「雪よせ」「雪どけ」「雪のかし」など、いろいろな言い方があるようです。 それぞれの地方の生活実感を感じます。 共通して言えるのは、「かく」ぐらいじゃ済まないことですね。 ちなみに、雪国生まれは基本的には楽天的です。 どんな大雪でも、端から徐々に「のけ」ていけば、いつかは終わる。 そして、いつかはちゃんと春が来る。 それを信じてるからかもしれません。
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昨日は会社の歓迎会が蕎麦屋でありました 子供は楽しいし雪見酒も話題にのぼりました 世界的に寒波到来 天気がよくなれば梅を見に行きたいのですが ひな祭りも終わりう月が近づいてきます
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takさん、コメントありがとうございます。
なるほど、生活に密着しているものは語彙が豊富になるんですね。今日はすこし春を感じる陽気です。 ![]()
星の王子様さん、お久しぶりです。
蕎麦屋で歓迎会とは、粋な会社ですね。私の職場ではとてもそんなこと望めませんが、旧友と飲むときはたいてい蕎麦屋にしています。ひな祭り、いつのまにか過ぎてしまいました。
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