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泊まり勤務明けで午前8時半すこし前に帰宅すると、テレビの画面にTBSのお天気キャスター(森田正光さん、だったかな)が正岡子規の似顔絵が描かれたボードを持って立っていた。それを見て女房が「ねぇ、酔流亭って、正岡子規にちょっと似てるね」と言う。以前、友人からも、そう言われたことが何回かある。子規はずっと病床にあったから、頭は坊主刈りにしていたようで、酔流亭も坊主頭だから、そのあたりが一見、似ているように見えるのだろう。むろん、容貌が一見、というだけで、子規の詩才まで酔流亭が持ち合わせているわけではない。 それで、お天気キャスターがなんで正岡子規の話題かというと、子規の例のこの句である。 毎年よ彼岸の入りに寒いのは 俳句というより、つぶやいただけのような気もするが、ちゃんと五七五だ。そして、子規晩年の10年間の気象の記録を調べてみたら、たしかに10年のうちの7年は、彼岸のとき平均より気温が低かったらしい。 さて、今年の彼岸はどうか。今年は3月に入ってから寒い日が続いた。九州で大雪になったと聞いたのは、つい数日前のことだ。ところが、彼岸になる来週は気温が上がるらしい。そして、そうなると気になるのは桜前線の歩みである。今年は早いのか遅いのか。 一昨日までの寒さからみて、遅くなるかと思ったら、昨日発表の第3回目の予想では早まっている。東京では今月27日に開花する予想だそうだ。とすると、花見どきはは4月に入ったらすぐということになりそう。 年々、花を見るのが好きになってくる。子供の頃は興味が無かったから、花の種類はあまり知らない。春でいえば、蝋梅(これは冬かしら)、サンシュユ、三椏なんかが好きだ。今頃は青梅の梅が満開になっているだろうが、梅林の中央あたりに、とても立派な三椏が何本も咲いている。これを見るのは梅以上に楽しみなのだが、今年の春は見に行く暇が無さそうだ。そうそう、大森の蕎麦屋[しのはら]のお店の傍にも三椏が植わっていたっけ。 晩年の子規は、庭に咲く花を病床から眺めるのが好きだったようだ。花は年に一度しか咲かず、花期は短い。子規の病状は悪化していくから、いま見ている花に来年もまた会えるかどうかは、わからない。 佐保神(さほがみ)の別れかなしも来ん春にふたたび逢わんわれならなくに 佐保神とは、春の女神。なにか粛然たる思いに打たれる。花よりダンゴ、ではなく酒の酔流亭、ちょっと反省。
by suiryutei
| 2005-03-17 18:19
| 文学・書評
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Comments(3)
「毎年よ彼岸の入りに寒いのは」 と記憶してるんですが、
私も定かではありません。 いつも春の彼岸にこの句を思い出して納得していますので、 本当に毎年のことかもしれません。
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suiryutei at 2005-03-18 18:23
takさん、コメントありがとうございます。私もうろ覚えで、takさんのほうが正しいかもしれません。キチンと確かめなければいけなかったのですが、本を開く時間が無くて・・・(言い訳)。
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suiryutei at 2005-03-18 21:31
takさんが指摘してくださったとおりでした。
いま夕食で飲みながら筑摩書房の「現代文学大系・現代句集」の子規の項をめくっていたら、出てきました。ご教示ありがとうございました。本文のほうも訂正しておきます。
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