新人事制度 大阪での報告①~③
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酔流亭が従事している泊り勤務は時間帯が2種類あって、早いほうの勤務だと帰宅は午前8時過ぎ。遅いほうだと同11時過ぎになる。 6日は早いほうの、9日は遅いほうの帰宅だった。6日が広島、9日は長崎の原爆忌である。広島に原爆が投下されたのは午前8時15分、長崎は11時2分。両地の平和祈念式典は投下時刻に合わせて開催されるから、今年は泊り勤務から帰宅して両方のTV実況を視ることができた。 昨日は長崎。TVを点けると、田上富久・長崎市長が『平和宣言』を読み始めているところである。 長崎は『ノーモア・ナガサキ』とともに、「ノーモア・ウオー」と叫び続けてきました。日本国憲法に込められた「戦争をしない」という誓いは、被爆国日本の原点であるとともに、被爆地長崎の原点でもあります。 被爆者たちが自らの体験を語ることで伝え続けてきた、その平和の原点がいま揺らいでいるのではないか、という不安と懸念が、急ぐ議論の中で生まれています。日本政府にはこの不安と懸念の声に、真摯に向き合い、耳を傾けることを強く求めます。 上記は今日の朝刊に掲載された『平和宣言』全文からいま抜き書いたのだが、昨日TVで聴いていても一番印象に残った箇所である。集団的自衛権について、6日の広島市長よりこの日の長崎市長のほうが踏み込んで懸念を表明した。続く被爆者代表(75際の女性)の発言も、さらに強い言葉で集団的自衛権の行使容認を批判した。 そのあとの安倍総理の「あいさつ」は相変わらずそっけない。相変わらずというのは、広島での「あいさつ」は前年とほとんど同じ文言の引き写しだったからである。長崎でもそうだ。 このそっけなさは、もちろん意図的。「私は反核だの反戦だのと言っている連中なんか相手にしていませんよ。アメリカとこそ寄り添っていくのです」という姿勢のアピールに他ならぬだろう。 イスラエルの<自衛権>より放たれてガザの幼女にとどきたる砲弾(たま) 上の歌は今朝の『朝日歌壇』から。近江八幡市在住の方からの投歌を永田和宏さんと馬場あき子さん二人の撰者が採っている。 この一月あまり、イスラエル軍がガザに対して行ってきたことは戦闘というより非戦闘員の一方的殺戮という他ない。それをアメリカはイスラエルの<自衛権>行使だと擁護しているのである。わが国にあっては集団的自衛権行使とは、そういう國と軍事的にももっと一体化するということである。それが何を意味するか、最低限の想像力があれば明らかだろう。 安全保障に関する論議を聴いていていつも不思議に思うのは、何か事が起きたとすれば日本は必ず攻め込まれる側にいると信じて疑わない人の少なくないことである。こうした人たちが頼りとするアメリカは、けれども他国に攻め込んだことはあっても自国が攻められたことはない国なのだ。 集団的自衛権とは<他衛権>のこと、と喝破した人がいる。まだ慎みが過ぎる。それは<集団的侵略権>と呼ぶのがふさわしい。
by suiryutei
| 2014-08-10 09:29
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