新人事制度 大阪での報告①~③
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女房は、いま家に来ている身内のケイちゃんと上野に桜を見に行ったので(上野公園入り口の早咲き桜はもう満開らしい)、三連休最後の一日は家で一人でゆっくりしている。 近所の酒屋で「南部美人」の純米吟醸を買い、昼間から浅酌。この酒、最近気に入っている。 TVを点けると、東京大空襲についての「NHKスペシャル」を再放送していた。3月10日前後に一度放送されたものらしい。 敗戦の年、1945年3月10日の深夜、東京の下町一帯は焼夷弾の集中爆撃を受けた。2時間半ほどの空襲で、一晩のうちにおよそ10万人が焼き殺されたという。酔流亭は昨夜、退職者の送別会で両国の中華料理屋にいたのだが、60年前は両国あたりも火の海と化して地獄の様相だったろう。非戦闘員に対する無差別大量殺戮そのものである。番組の前半は生き残った人の証言を、後半は爆撃に参加した米軍パイロットの声を伝えていた。「殺した側」にも良心の呵責はあるのだろうけれど、しかし「殺された側」との意識のギャップは大きい。 それにしても思うのは、過去にこういう体験を持っている日本人は、アフガニスタンへの爆撃やイラク侵攻に対して、「爆弾を落とされた側」からの視点がもうすこしあったっていいんじゃないかということだ。アメリカ大統領と会見したときの我が国総理のあの仰ぎ見るような視線は、いったい何だろうか(あるいは、つい最近のライス米国務長官来日にあたっての日本側の態度は)。 日本人は戦争に対して被害者意識ばかり強くて加害者としての自覚が無いとよく言われ、酔流亭もそんな意味の反戦ビラを学生時代や労組青年部のころに書いた憶えがあるけれど、じつは被害者意識さえキチンと持てていないのではないか。まして加害者意識をや。
by suiryutei
| 2005-03-21 17:41
| ニュース・評論
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Comments(3)
![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
凡さんからのコメントは非公開なのですが、言われていることに酔流亭は全面的に賛成です。ありがとうございます。
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