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昨日、労働者文学会の忘年会があった。 この会には酔流亭は去年から賛助会員になり、忘年会に出席するのは今年が初めてである。飲み始める前に映画を一本観るのが恒例らしい。さすが文学を愛する人たちの集まりである。 で、今年上映されたのは1979年制作のアメリカ映画『ノーマ・レイ』(マーチン・リット監督)。 この映画の解説およびストーリーは下に貼り付けたサイトを見てください。自分で書いたほうがいいのだけれども、酔流亭は今日は夕方、辺野古基地建設に抗議するため防衛省前に行く。時間が無いのである。 http://eiga.com/movie/47685/ 上のサイト、見てくれましたか。 じつは酔流亭、この映画を観るのは二度目である。そのことは、前、熊沢誠さんの著作『私の労働研究』(堀之内出版、2015年)について述べたときちょっと触れた。その文章も下に貼り付けます。 『熊沢誠「私の労働研究」を読む』(『伝送便』2015年8月号掲載) これも読んでくれたでしょうか。 上の文章を書いたとき、ヒロインのノーマが工場の中で「UNION」と大書した紙を両手で持って立ちあがる場面だけ鮮明に覚えていて、どういう展開でその場面に至るのかも、そのあとどうなったかも忘れていた。なにしろ30年以上前に観た映画だ。 あの場面のあと、まわりの労働者たちは、一人、また一人と、自分の持ち場の機械をとめていくのである。それはヒロインの決起に劣らず感動的であった。酔流亭は、30数年前はそれがどれほど胸ゆさぶられることであるかがわからず、ヒロインの突出だけに目を奪われていたようだ。 これは熊沢さんの別の本(『労働組合運動とは何か』岩波書店、2012年)で読んだように記憶する。1930年代、アメリカの自動車産業の労働者は就業中に自分の持ち場に座り込んで機械を止めてしまうといった闘いをする(シットダウン・ストライキ)。元々企業の外の存在である産業別労働組合は、そうした労働者を仲間に獲得して生産現場の中に入っていく。『ノーマ・レイ』のあの場面は、そんなアメリカの労働運動の歴史をふまえたものであるようにも思われる。
by suiryutei
| 2015-12-07 14:20
| 映画・TV
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