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数日前のお昼の民放TVでやっていたのだが、中国でいかに「反日教育」がなされているかということで、「南京虐殺事件」についての日本と中国の歴史教科書の記述を比較していた。日本の教科書では4行しか書かれていないのに、中国の教科書では見開きのページで大きく取り上げられている。まさにこれが「反日教育」だ、と番組司会者は話を持っていきたいふうだった。もっとも、その番組には映画『パッチギ!』を撮った井筒監督などがゲストに出ていて、「日本の帝国主義が何をやったかを日本もちゃんと教えなければいけない」と、まっとうな指摘もしていたけれど。 南京虐殺事件は1937年12月に起きた。15日の夜だけで2万人が殺されたと言われるし、ドイツ人を責任者として南京に作られた国際救済委員会は4万2千人が虐殺されたと推計し、また南京進撃の途上も含めると30万人の中国民衆が殺されたとされている。いずれにしてもたいへんな惨劇である。ところが、日本人がこの事件について語るときは、そういう虐殺行為を日本軍が行ったということより、中国側が言う被害者の数は誇張があるんじゃないかというところにニュアンスが置かれる場合が多い。たった一晩でそんなに殺せるわけがないじゃないか、と・・・。さらに、そもそも南京虐殺なんか無かった。中国のでっち上げだ、「反日宣伝」だと主張する人までいる。 広島・長崎の原爆投下による惨状がどれほどのものであったかを記憶し語り継いでいくことは、核兵器がまた使われることを防ぐ上で絶対に必要なことだろう。ところが、「それは反米運動だ」とアメリカ人が詰り、「たった2発の爆弾で何十万人も死ぬはずがない。日本人は誇大宣伝している」と言い張ったとすれば、我々はどう感じるだろうか。いや、実際そう思い込んでいるアメリカ人はけっこういるらしいが、そういう人間を我々は尊敬したり信頼しようとは思わないだろう。 日本人は同じことを中国人に対してやっているのではないだろうか。 このところ毎週くり返されている中国での「反日デモ」は、半分は官製だと酔流亭も思っている。大使館にモノを投げ込むのを警官が制止もしないのもとんでもない。一番いけないのは料理店の打ちこわしである。そこで働いているのは同じ中国の同胞ではないか。「どんな理由があろうとも」とまでは言わないが、今現在、侵略や虐殺がやられているわけではないのに、あんなことはしないほうがいい。中国の民衆は当局に乗せられて外国にばかり目を向けていないで、自国政府の人権抑圧とも闘ったほうがよいだろう(いずれ近いうちにそうなるだろうが)。ただ、酔流亭は日本人として、中国の内部事情のことより、日本国のありように力点を置いて考えることにする。 昨日、閣僚を含む国会議員が大挙して靖国神社に集団参拝したそうである。また先週の中国での「反日デモ」の直後、中川通産相は中国を「怖い国」と詰った。国と国との仲が険悪になったとき、本来なら「冷静になろう」と呼びかけなければならない立場の人間が、ことさらに憎悪や対立を煽っている。これでは「反日」もまた広がる一方である。
by suiryutei
| 2005-04-23 10:42
| ニュース・評論
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Comments(2)
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