新人事制度 大阪での報告①~③
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郵便局で働く・働いていた友人たちと企画している11月20日の集会の呼びかけが完成しました。 民営化10年 郵便労働に明日はあるか
~11・20交流と討論の会へ~ 9.14東京地裁で非正規労働者の格差是正判決!
9月14日、東京地裁は郵政ユニオン組合員である非正規雇用労働者の格差是正の訴えに一部勝訴の判決を出しました。ことに、有給の病気休暇が非正規労働者には無いことを不当と断じたのは病気や怪我が長期化することによる雇止めの不安を除去するもので画期的です。「労働契約法20条」を武器とした原告たちのねばり強い闘いの賜物であり、他産業における格差是正にも道を開きます。正規と非正規の労働者が共に手を携えて闘ってきました。こうした成果に励まされて、私たちは以下の呼びかけを行ないます。
「増収増益」で現場はどうなった?
「昼休みなんて、全く休めません。勤務時間の前に仕事を始めている人はザラ」 都内の郵便局でゆうパックの配達業務に従事する時給制のMさん(50歳)は最近の業務量の多さに身体が悲鳴を上げていると言います。 Mさんが勤務している局では36協定で超勤は一日最高4時間、二か月で合わせて81時間までとなっていますが、同時に結ばれる特別条項では一日最高5時間、二か月123時間。この特別条項いっぱい近くまでの超勤に追われる毎日が続いています。 今年の4~6月期、ゆうパックとゆうメールの取り扱い数は1億8700万個に達しました。前年同期に比べてなんと25.1%の増加です。日本郵便の経営陣は増収増益と胸を張りますが、人員の補充がないまま物だけが増えて現場はどんなことになっているか。
ネットワーク再編下で
今年三月に開局した東北一の巨大物流局、岩手郵便局の立地は北上市の南方にある工業団地の一角。東北自動車道は近いけれども公共交通機関は近くにありません。盛岡市内まで送迎用シャトルバスが運行していますが、始発から終点まで所要時間は1時間10分です。しかも定員29人のマイクロバスなので宿明けに合わせた便には乗り切れない人が出る。夜勤では盛岡市内に着くのは23時半になるので土曜日曜はもう交通機関が無くネットカフェにでも泊まるしかないそうです。 今年五月開局の新潟局では仕事が終わらず23時までの夜勤にも超勤がかかる(どうやって帰宅する?)、局の所在地は新潟駅から50キロも離れた豪雪地帯、自動車通勤するとしても冬は大雪の不安があるし、深夜勤明けでは一時間以上の運転は事故がこわい・・・。 働いている者の生活などおかまいなしに、業務の都合にだけ合わせて「ネットワーク再編」が全国で進んでいます。 首都圏でも一昨年開局した北部新局へ都内一般局から業務の移管が続いています。移管にともなって「北部局に行かないのなら、ここに仕事はない」と迫られて退職せざるをえなくなったケースが相次いでいます。いっぽう北部新局では、こちらも通勤事情の悪化・夜間労働の強化・人不足の三重苦です。
労基法改悪を許すな
国会は解散し、総選挙へ。党利党略のおかしな解散でしたが、選挙後の国会では労働基準法の改悪案が近く上程されるのは間違いありません。過労死するまで働かせることを容認するような「月100時間」の時間外労働上限「規制」と、そもそも時間外労働への規制を緩める・なくしてしまう方向(裁量労働制、高度プロフェッショナル制など)がセットになった法案です。 これらは私たちとは別世界の話でしょうか。「月100時間」は、過労死の認定基準をそのまま持ち込んだもの。この数字が過労死認定基準になっているのは、超勤が月100時間にも達すれば一日6時間の睡眠を確保することが難しく、それでは脳・心臓の疾患が急増するというデータがあるからです。郵便内務で深夜勤が連続するとき、一日6時間の睡眠を確保できている人がどれだけいるでしょうか。新東京など集中処理局で深夜勤を専門にやる非正規の仲間は一指定(28日間)に16回もの深夜勤に従事しているのです。 「ネットワーク再編」で開局した新局はどこも、人員の四分の三は非正規雇用。そしてこの先ますます数が絞られていく地域基幹職(従来からの正規雇用)は、労基法が改悪されたら将来は労働時間規制から外されていくことになるのではないか。「高度プロフェッショナル」はさしあたり「年収1075万円以上」という基準が出ていますが、財界の本音は400万円あたりです。そうなれば郵政一般職の一部まで「残業代ゼロ」にされてしまう可能性だってあります。
もっとつながろう
闘うことを忘れてしまったようなJP労組内にあってもその方針を是としない組合員が存在します。私たちはJP労組の現役あるいは元組合員です。小さくとも具体的な闘いを積み上げ、拡げていくことが大事ではないでしょうか。そうして怒りや悩みを共有する場を持ちたい。その営みの一つとして11月20日(月曜)の夜に交流集会を企画しました。 ぜひ足を運んでください。
<呼びかけ人 2017年10月1日現在> ・・・・・・・略・・・・・・・ 後援=『伝送便』編集委員会(ゆうせいネット)
日時;11月20日 午後6時半~ 場所;文京区民センター2B会議室
by suiryutei
| 2017-09-27 08:41
| ニュース・評論
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