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昨夜、さる文学講座に顔を出した折り、牧子嘉丸さん(労働者文学会会員)にこんな冊子を戴いた。 ![]() 東京の西のほうで発行されている同人誌で、これが第66号。2017年10月刊となっているから、完成したばかりだ。巻末の「社規」には年一回の発行とある。 牧子さんが酔流亭にこの雑誌をくださったのは、綿引弘先生の文章が掲載されているからだ。綿引先生は酔流亭が高校生のとき世界史の授業を受けた方である。 帰りの電車の中で、巻頭に配された『若き教師への遺言』という先生の文章をむさぼり読んだ。 2004年に『私学研究所紀要』という雑誌に書かれた文章の再録だという。そのころ先生はスキー事故に遭って体調を崩し、もう先は長くないと思い定めて「葬儀に来る教え子たちに配布する自分史として」書いたとのことである。 いま先生は当時の体調不振から脱したようで、80歳を過ぎてもお元気であることが、執筆当時の事情を記した前書き的文章から窺える。 さて、その『若き教師への遺言』によれば、先生が歴史教師になる上で決定的な影響を受けたのが高校二年と三年の二年間に受けた世界史の授業だったという。風貌から「ガンディー」と綽名されていた60代の教師の教え方が素晴らしかったのだ。 酔流亭が綿引先生から世界史の授業を受けたのも、やはり高校二年と三年の二年間であった。1971年4月から2年間、東京都国立市にある桐朋高校である。綿引先生はまだ30代であったろうか、先生の授業の進め方も素晴らしかった。その想い出はこのブログにも過去何度か書いたことがある。 『神田古本祭りで高校の恩師の著書を見つける』(2003年11月2日更新記事) http://suyiryutei.exblog.jp/d2003-11-02 ただ、酔流亭の場合はそもそも学校というものが嫌いだったから、影響を受けたからといって自分も教師になろうとは思わなかった。しかし、きわめて唯物史観的であった先生の歴史の見方から教わったものは、今も自分の血肉になっている(と思う)。 ![]() http://www.labornetjp.org/news/2014/1406775021963staff01 そうして牧子さんと綿引先生は同人誌の仲間。上の写真、『阿修羅』の目次を見てわかるとおり、綿引先生は2本、牧子さんは3本も文章を寄せている。お二人とも同誌の中心的な書き手であろう。 で、酔流亭は綿引先生の教え子なのである。なにしろ45年くらい前のことだから先生は憶えていないだろうけれど。世の中って意外と狭いものだ。
by suiryutei
| 2017-09-28 09:43
| 文学・書評
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Comments(3)
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