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雑誌『労働者文学』の最新号(No.82、2017年12月28日発行)に牧子嘉丸さんのルポルタージュ『2016夏「大逆事件」の周辺を歩く』が掲載されていること、作中に酔流亭がちらり登場することは、大晦日に更新した記事に紹介した。 http://suyiryutei.exblog.jp/27917436/ 年が改まって、同作品を読み返す。力作だと改めて感じ入った。筆力がたしかなだけではない。大逆事件にかかわった人々に対する、また現在の政治状況について、書き手の思いがひしひしと伝わってくるのである。 ・・・我孫子に出かける。ちょうど一週間前に新宿駅頭で沖縄・高江での米軍ヘリパット移転反対運動に対する機動隊の弾圧に抗議する集会・デモがあった。郵政労働者としてずっと闘ってきたTさんと行進する。終了後、経産省前で行われている反原発集会に参加・応援するTさんらと別れて、再びデモ・コースにもどり、正春寺に行った。・・・ 一昨年の9月11日のことである。そのときのことは、翌日更新の酔流亭ブログには、こう書かれている。 ・・・アルタ前ではブログ仲間の佐平次さんと会ったし、デモに移ったら、今度は労働者文学仲間の牧子嘉丸さんとも会った。牧子さんは、酔流亭が持っていた<ゆうせいネット>の旗を持ってくださった。酔流亭はもう一方の手で横断幕も掲げていたので、見かねて助けてくださったのである。ありがとうございました。・・・ http://suyiryutei.exblog.jp/26186947/(2016/09/12更新記事) 牧子さんが新宿の正春寺に向かったのは、大逆事件に連座して刑死した菅野須賀子の墓がそこにあるから。墓参りした牧子さんは、須賀子の「針文字書簡」のことを思い出し、それで一週間後に我孫子に赴くことになる。我孫子にある杉村楚人冠記念館にそれが保管されているからだ。 その針文字書簡というのは、何も書かれていない白い和紙に見えるが、針で細かい穴が開けられており、光にかざすと文字が浮かぶ。検閲をくぐるため、そう工夫したのだ。当時、朝日新聞記者だった杉村楚人冠に宛てられた。「自分たちは近く死刑宣告を受けるので、よく調べてほしい。秋水に弁護士をつけてほしい」と訴える内容。末尾で「彼は何も知らぬのです」と事件の首魁とされた幸徳秋水の無罪を訴えている。 この書簡が発見されたのはまだ新しく、2010年1月のことだから、8年前だ。大逆事件は1910年に起きているので、それからちょうど100年後であった。書簡のことを知ったときの思いを酔流亭もこのブログに書きつけている。 『「幸徳は無実」を訴える手紙』(2010年11月3日更新記事) http://suyiryutei.exblog.jp/14336704/
by suiryutei
| 2018-01-06 09:38
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Comments(1)
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