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つい先ほど、朝食を摂りながら朝7時台のNHKニュースを視ていて俳人の金子兜太さんが亡くなったのを知った。98歳だったという。 たまたま昨日、連れ合いと散歩しながら 「このごろ金子兜太さん選句を休んでいるね」 「たしかもう100歳近いからなあ」 そんな話をしたのだった。毎週月曜の朝刊(我が家の購読紙は朝日)に載る『歌壇』『俳壇』の俳句のほうの撰者の一人を金子さんはずっとなさってきた。それが今年に入ってからだろうか、休まれている。 https://www.asahi.com/articles/ASL2N7W3YL2NUCLV01G.html 訃報に、10年前、2008年の夏を思い出す。中学時代からの友人・Hがその年の春に大病の手術をした。それで、彼の術後の療養を兼ねて、近場に一泊旅行に出ようということになって秩父の鉱泉宿に泊まった。中学以来の仲間4人の旅。翌日は秩父鉄道のSLに乗ったり、おおいに遊び、夕方、皆野駅近くの鰻屋で小憩した。店内のTVは北京オリンピック女子柔道の実況をやっている。酒を飲みながら鰻が焼けるのを待つ間、店の離れで金子伊昔紅という人にまつわる展示をしているからよかったら・・・と店の人に言われて覗いてみる。医者であったが秩父音頭を現在の形に調え、また俳句をよくした人だという。秩父事件について詠んだ俳句なんかも掲げられていた。その鰻屋にそういうものが残っているのは、ご隠居が金子伊昔紅のお弟子で俳句の手ほどきを受けていたからだという。 「トウタさんが・・・」 と、店の人がさも親しげに語るのに、もしかしたら金子兜太のことかと思い当った。はたして、伊昔紅は兜太の父上であった。 俳句にはまったく門外漢ながら、朝日の『俳壇』のうち金子兜太さんが選んだ句だけはあれ以来目を通すようになった。 アベ政治を許さない という金子兜太さんの揮毫は有名である。今日も大きなニュースになっている裁量労働制をめぐるデタラメぶりを見るにつけても、この言葉に声を大にしたい。 もうひとつ、2015年に詠まれた次の句を心に刻む。その年の6月、金沢で開催されたJP労組定期全国大会の会場前で撒いたビラ(『奔流』No.120)に、この句を太文字で書き入れた。 http://suyiryutei.exblog.jp/24589160/ 沖縄を見殺しにするな春怒涛
by suiryutei
| 2018-02-21 09:45
| 文学・書評
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