新人事制度 大阪での報告①~③
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『伝送便』誌からの転写が続きます(4月号には記事を3本も書いたので)。先月19日に更新した記事をベースに、集会に参加した人のFBなんかを参考に書き足したもの。 https://suyiryutei.exblog.jp/28197370/ ![]() 当日は朝七時、東京駅近くの鍛冶橋をバス二台で出発する。常磐高速道を進んで、現地には午前一一時過ぎに到着した。広々とした会場は海沿いの高台にあり、素晴らしい快晴だったから空の青と海の蒼が目に沁みる。七年前の三月一一日は、その海岸線を高さ一〇メートルの津波が襲ったという。海はこんなにも美しいのに、福島県の沿岸漁業と底引き網漁業は、一部の試験操業を除き未だ自粛されている。 正午、ステージでは日音協の歌と演奏、地元の「ならは天神太鼓」が参加者を迎える。太鼓の奏者たちは事故避難で離れ離れになってしまい、思うように練習ができないでいるとのことだったが、それでも力強い響きだ。 一二時半開会。角田政志実行委員長、鎌田慧さんの挨拶に続いて、呼びかけ人の武藤類子さんは被災地である楢葉町での開催に批判があったことを切々と話されながら、今日のエメラルドグリーンの海のように今を誠実に生きていきたいと結んだ。楢葉町は福島第一原発から二〇キロの位置。原発事故で居住者のいる町域すべてが警戒区域に指定されたが、一五年九月に避難指示が解除されている。しかし原発事故が起きた時点で八〇一一人だった住民数は今年二月時点では二三九〇人だ。安全性、人びとの暮らしを無視して、とにかく帰れと強制するのは民を見捨てるということではないか。 そのあと、今も避難を強いられている女性は、政府の帰還政策の酷さを涙ながらに訴えた。高校生平和大使のスピーチもあった。 集会の参加者は三三〇〇人だった。 天気は良くとも風が冷たかったので、帰りは高速道に上がる前に福島の地酒を買ってバスの車中で飲もうと思った。こういうときの酒盛りには慣れている(?)らしい郵政ユニオンの人たちは酒のツマミをしっかり用意している。ところが高速道入口の手前にあった[ならは道の駅]は現在は営業していなくて福島県警の臨時出張所に。結局、酒を手に入れることができなかった。こんなところにも原発事故による傷の深さを思う。 なお、もう一台のほうのバスに乗っていた全水道だったか東京清掃の組合員が清酒一升パックを差し入れてくれたので、車内で禁断症状は出ないですんだ(冗談ですよ)。 東京から持参した酒だから「松竹梅」と「黄桜」であって福島の地酒ではなかったが、贅沢を言ってはいけない。ありがとうございました。 ![]()
by suiryutei
| 2018-04-05 08:29
| ニュース・評論
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