＜豊田正子顕彰標＞除幕式

快晴の日曜日だった昨日、葛飾区四つ木公園で行なわれた＜豊田正子顕彰標＞除幕式に行ってきた。豊田正子の研究者である墨田のカッパさんが誘ってくれた。カッパさんは我が家の近くまで車で迎えに来てくれたので、彼の運転で水戸街道（国道6号線）を進んで江戸川を渡り、葛飾へ。四つ木公園は桜の花びらが舞っている。
除幕式の前、顕彰標は白い布で大切に覆われていた。町内会長の挨拶で式が始まる。葛飾は豊田正子が少女のころ育った町だ。
町内会長や来賓の手によって、いよいよ幕が。
　＜「豊田正子『綴方教室』のふるさと」と題された標の文章は、「綴方は、貧しくとも明るく健気（けなげ）に生きた下町の少女像を浮き立たせ、今も広く愛読されている」と記載。文字盤以外の木製の脚などは、町会役員らが手作りした。＞（東京新聞の記事より）
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201803/CK2018032402000135.html
代表作『綴り方教室』は戦前、映画にもなった。
除幕のあと＜まあちゃんパン＞が配られた。まず子どもたちに。まだ残っていたので大人もありつけた。上質の餡子が入ったアンパンである。食べる前に写真を撮っておけばよかったのだけれど、食い意地が張っているもので・・・。ともあれ命名にも豊田正子が地元で愛されているのが覗える。そのあと花見の会となったので、缶ビールで口中のアンコを払ってから振る舞いのお汁粉もいただく。間にビールを挟んだとはいえ、あんぱんとお汁粉を続けて食べたのは、もしかしたら我が人生初めての体験？　甘党に転向しようか。
今年の桜の見納めにふさわしい良き体験だった。
墨田のカッパさん、ありがとうございました。