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新人事制度 大阪での報告①~③
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JR総武線の亀戸駅を出て、右に国道14号線を見ながら、総武線のガード下に沿った細い道を歩いて行く。安そうな居酒屋が軒を連ねていて下町風情が横溢している。 そんな居酒屋の並びがそろそろ途切れた先に[ひまわり診療所]という看板が見えた。「働く者の味方」として知られる診療所である。酔流亭はまだ大病をしたことがないのでここで受診したことはないが、年に何度か『ひまわり通信』という通信を送ってくださる。これに載っている、平野医師を初め診療所で働いている人たちの文章がとてもいい。 http://www.himawari-clinic.jp/ 昨夜この[ひまわり診療所]が入っているビルに同居している東京労働安全センターの会議室において開催された【職場のメンタルヘルス講座】を受講した。 http://www.toshc.org/ ![]() 「1980年から8年間郵政の労働組合運動に参加しました。その後、医師になり・・・」 すると、田口さんが東京中央郵便局を退職して新潟大学の医学部に進んだのは1988年だったか。その年から数えても、もう30年になる。お互いに歳をとった・・・と思いきや、田口さんの雰囲気は30年前とあんまり変わっていない。 田口さんも酔流亭も全逓東京中郵支部に所属する組合員であった。年齢もほぼ同じくらい(田口さんのほうが一つか二つ若いか)。分会は違ったが、どちらも、その所属分会でビラ書きを担当していたから、「おや、あの分会にユニークなビラを作る人がいるなあ」とすぐ気づいた。田口さんもこちらを同じように思ってくれていたかもしれない。 郵便局に就職する前は京都大学でたしかインド哲学を学んだという変わり種である。あの頃の郵便局は毎年かなりの人数の若者を採用していたから、たまに変わった人が紛れ込んでくることがあったのだ。8年間も郵便屋生活を送ってから国立大学の医学部に合格したのも、そういう基礎学力があったからだろう。 さて講座の題目は 『メンタル不調ー治療と復帰・・・臨床医からの職場への提案…』 というものであった。議論を好む田口さんらしく、講師が長々話すのではなく参加者の経験を出し合うかたちで座は進んだ。20人ほどの参加者。国労や郵政ユニオン、地域のユニオンで活動をしている人たちである。労働組合がしっかりしていれば精神科医なんか要らないというのはその通りだろうし、こんにちの状況を招いてしまったことに対する責任も感じる。メンタル不調に特効薬はないのだろうが、とにかく話を聞く・話をするのが大事なようだ。 貴重な体験をした。 ![]()
by suiryutei
| 2018-09-28 09:19
| 身辺雑記・自然
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Comments(2)
おはようございます。メンタルヘルスは重要で、他人事ではないですね。 以前、伝送便で、メンタル面で仲間どうしが気をつけねばいけない事項が連載されていましたけど、いつも読んでいました。会社の健康診断は、結局、資本・経営者が労働力をこき使う視点で、つまりコストの面で労働者の健康を見る視点にすぎないので、仲間がその健康を気づかう思いとは違うと思います。以前の連載は、それが感じられたいい記事でした。伝送便で私が最初に見るのは、最終ページのマンガ、つぎに、その前ページの各地の友人の紹介、その前ページの自伝・労働運動の記録で、その次に、そのメンタル面の連載記事をじっくり読んでいました。ぜひ復活してほしいです。
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墨田のカッパさん、コメントありがとうございます。『伝送便』、いま池田実さんの回想が面白いでしょう。
今日のコメントの内容を編集部のみんなに伝えておきます。喜びます。
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