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昨日の朝、このブログの昨日の記事を書き終えたころである。 「朝刊、読んだ?」 連れ合いが声をかけてきた。 「神矢さんが載っているよ」 社会面である。カラー写真とともに大きく載っているのに、酔流亭は見落としていた。 記事に紹介されている神矢務さんは古くからの友人だ。都内の郵便局で集配の仕事をしていたが、1978~9年にかけて闘われた「反マル生闘争」と呼ばれる激しい争議に参加、1979年4月に懲戒免職になった。 「反マル生闘争」の「マル生」の「生」とは「生産性」の生。 当時、国鉄(現JR)や郵政では「生産性向上」の名のもとに労働組合敵視の労務政策が行なわれ、関係する書類に「生」の字を丸で囲んだスタンプが押されていたので「マル生」と呼ばれるようになった。そこで、その労務政策に反対する闘いが「反マル生闘争」と呼ばれたのである。 酔流亭が神矢さんと知り合ったのは、彼の免職をひっくり返して職場復帰を目指す闘いに、同じ郵便労働者としていくらか関わったからである。そうして2007年、彼は裁判闘争に勝利してついに元の職場に復帰することができた。 そのご郵便局を退職してからは地域のユニオン活動に取り組み、現在にいたる。 連れ合いが昨日、紙面の神矢さんにすぐ気づいたのは、われわれが所帯を持ったとき職場の友人たちが開いてくれた「祝う会」に神矢さんも駆けつけてスピーチをしてくれたから。そのころ神矢さんはまだ職場に戻る前であった。 その神矢さんが若年性アルツハイマーを発症したのは3年前のことだ。ほぼ毎月おこなわれている辺野古基地反対の新宿デモや毎月第一月曜の防衛省前抗議行動で顔をよく合わせるから、そのことは本人からすぐ聴いた。 発症してからの神谷さんの日常については、上に貼り付けた昨日の朝日記事が要領よく紹介している。かつても今も、彼の生き方には励まされる。
by suiryutei
| 2018-10-30 09:23
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