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新人事制度 大阪での報告①~③
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湯河原に一泊してきた。 以前いた職場で、労働組合の「分会合宿」というのを毎年やっていた。人事異動で当時の分会の組合員はあちこちに散りじりになってしまったのだけれど、同窓会旅行みたいな形で年に一度集まるのである。当時のその分会はちょっと変わっていて、支部執行部の制止を振り切って分会単独で人員削減反対闘争なんかやったりしていたから、上部からは「跳ね上がり」と睨まれたけれど、仲間同士の結束というか連帯感は今でも強い。 途中、大森で下車して旧知の蕎麦屋[しのはら]に寄った(この店については拙HPの「最近行った店楽しかったこと」コーナーのNo.8を参照されたし)。 日曜の昼下がり、客は途切れることなく、といって行列が出来るほどでもなく、ゆったりした気分で浅酌することができた。穴子の天麩羅と小鯵の酢〆。徳利2本。もりそば。 夕方、湯河原駅に到着。バスで山のほうに登っていく。途中、由緒ありげな和風旅館の玄関が黄色い鎖で封鎖されているのを見た。ごく最近、廃業してしまったようだ。我々が泊まる都内某区の保養所の隣は更地になっている。去年までは別の保養所が建っていたはずなのに。 バブルの後、箱根や湯河原では、経営が左前になった旅館が身売りして自治体や企業の保養所に衣替えしたケースがいくつもあったようだが、今日では自治体や企業のリストラで保養所も減っているらしい。温泉街の土産物屋や駅前商店街でもシャッターを降ろしたままの店が目につく。 我が国の文化の危機ではないか。これが大げさな言い方ではないのは、志賀直哉や川端康成や井伏鱒二の重要な作品のいくつかは、温泉町が無かったとすれば成立しないことを思えば明らかだろう。そういえば、これは温泉の話ではないけれど、井伏の『駅前旅館』に描かれた風俗は、今の東京からは消えてしまった。 それで、ちょっと寂しい思いで帰宅すると、飛騨古川の旅館[蕪水亭]から手紙が届いている。こっちは嬉しい話。去年秋に洪水に遭って休業していたのが、いよいよ再建なって7月から営業を開始するとのことだ。旅に出ると、やっぱり和風旅館がいいです。
by suiryutei
| 2005-06-06 17:37
| 旅行
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Comments(2)
私の故郷が加賀の温泉郷なのですが、本当に寂れてしまいました。バブルに乗って大型旅館が乱立した温泉地は今や本当にゴーストタウンです。もともと関西の奥座敷(=買春目的)として風俗店が多かったある温泉は完全な買春のための場所となってしまい治安が悪化し、また最近の主な旅行客層である熟年の女性たちを自ら遠ざける悪循環に陥っているところも・・・。自治体も必死のようですが、なかなか難しいですね。
>温泉街の土産物屋や駅前商店街 バブル期の大型旅館は「旅館から客を一歩も出さない」という方法を取りました。それが温泉街を殺し、今は自分の首を絞めています。
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kawaharaさん、コメントありがとうございます。
私の母方の祖母がやはり石川県の出身でした。能登半島の富来という半農半漁の寒村です。 町全体を発展させていくという見通しを持たなければいけなかったのでしょうね。その点、湯布院なんかは、中谷健太郎さんのような聡明なリーダーがいたのがよかったようです。それにしても今は客が増え過ぎて、また別の問題も出ているようですが。
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