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一昨日の午前のこと。 9時半過ぎにラジオを点けたら、ちょうどイヴ・モンタンの『枯葉』が流れ出すところであった。 このシャンソンの名曲はあまりにポピュラーだから、秋ともなれば必ずどこかで耳にする。ところが、今年はこの日初めて聴いたのではないか。もう12月、秋は過ぎて冬が深まりつつあるというのに。 NHKFMの放送。その日はシャンソンを特集していたようで、『枯葉」のあとは今年亡くなったシャルル・アズナブールの歌声も流れた。曲の合間にナレーターが語ったところによれば、酔流亭がスイッチを入れる前の時間にはエディット・ピアフの曲もかかったようだ。聴きもらして惜しいことをした。もっともピアフなら二枚組のCDを持っているけれど。 モンタンもアズナブールもピアフに可愛がられて世に出た人だというのは皆さんご存じですね。 ところでイヴ・モンタンというと、『青い大きな海』という映画が酔流亭には思い出深い。高校生のころNHK教育TVで放映されたのを視た。酔流亭はいま63歳、あと二週間ちょっとで64歳になる。その高校時代だから、もう半世紀近く前の記憶だ。しかもなお鮮明なのである。 イタリアの漁村が舞台である。モンタンが扮するのは漁師で、ダイナマイトを海中で爆破させて、そのショックで浮いてくる魚を獲るやり方で漁をしている。普通の漁法より大量に獲れるけれど、危険だし乱獲にもなるから禁止されている漁法である。非合法であっても、家族を養うために体を張っている姿がたのもしく、酔流亭は自分の父親がちょっと弱々しい人だったから、モンタン演じる漁師に憧れのような感情を抱いた。 いまネットでこの映画を検索してみると、やはり少年時代にTV放映を視て感動したという人が酔流亭の他にもいるようである。 1959年の作品で、監督はジッロ・ポンティコルボ。のちにアルジェリア独立闘争を題材に傑作『アルジェの戦い』(1966年)を撮った人である。『青い大きな海』が彼の劇映画第一作ではなかろうか。 『アルジェの闘い』はやはり高校生のとき、これは当時高田馬場にあった名画座で観て、身体が震えるほど感動したものだ。 いま放送中のNHK朝ドラ『まんぷく』で、これはもう先月の放送だったろうか、ヒロイン夫婦が起業した会社がまだ塩作りに励んでいたころ、社員たちが工場の床下から出てきた手榴弾を使って魚を獲るエピソードがあった。戦後の米軍占領下のことだから、これが占領軍に「反乱計画か?」と疑われてしまう。 爆発を利用して魚を獲るのを視て『青い大きな海』とイヴ・モンタンを思い出した。
by suiryutei
| 2018-12-20 09:23
| 映画・TV
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