新人事制度 大阪での報告①~③
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3日ほど前だったろうか。新聞の片隅に小さな記事が載った。 ベネズエラとコロンビアの国境で、飢えがひろがっているというベネズエラに向けて「支援物資」を積んで入ろうとしたトラックにベネズエラのマドーロ現政権側が火を点けたと報じられていたのが、じつは放火したのはコロンビアにいた反マドーロ政権グループだったというのである。ニューヨークタイムスが報じて明らかになった。 トラック炎上は2月23日のことであり、ニューヨークタイムスの報道が「真相」を明らかにしたのは3月10日なのだから、そのかん約2週間、事実とは逆の、そしてマドーロ政権はなんて酷いことをするんだという印象ばかりをふりまく誤報が世界中を駆け巡ったわけである。しかも、それが誤報であったと伝える報道は、酔流亭はまだ朝日紙上でしか見ていないが、まことに小さいものであった。「マドーロ政権は酷い」というイメージだけが現在も拡散され続けていることだろう。 ベネズエラで起きていることについての報道は、一事が万事この調子・・とまでは言わなくとも、こういう類いが少なくないのではないか。それも取材不足による誤報というより、もっと意図的に作られたデマ報道であるらしいことを、酔流亭はたった今このサイトを見て知った。 ベネズエラで深刻な困難が生じているのは事実だろう。しかし、それは大手メディアが報じるように全て現マドーロ政権の「無能」や「腐敗」によるものなのだろうか。 ベネズエラのチャベス前政権は貧困層に手篤い政策をとった。そういう政権が、世界の経済格差の頂点にいる米国に批判的だったのは当然だ。マドーロ現政権はそのチャベス路線を引き継ごうとしている。それが米国の支配層には面白くないのである。これはEUの指導層だって、そうだ。そこで経済制裁をやってベネズエラを締め上げにかかる。チャベス-マドーロがとってきた貧困層に手篤い政策に利権を脅かされるベネズエラ国内の富裕層がそれに呼応してサボタージュをやる。経済が混乱するはずである。全て現政権が悪いのか? 米国トランプ政権は軍事介入の機会を窺っているという観測がしきりである。軍事介入を正当化するには、相手をとにかく悪玉ということにしておかなくてはならない。このあいだまで朝鮮の共和国がそれをやられていた。 この手にのってはならないと酔流亭は考える。 さきほどの[うさぎや]のどら焼きの話題に続いて、今日二度目の更新です。甘いもの食べて喜んでばかりいられない。
by suiryutei
| 2019-03-14 15:58
| ニュース・評論
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