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返却の期日が来てしまったので、もう図書館に返しにいかないといけない。いい本であった。 1995年,著者が勤めていた北海道大学で,「東学党首魁」と書かれた遺骨が段ボールに入れられたまま放置されているのが見つかりました.「東学」とは,19世紀の朝鮮半島で大規模な農民戦争を起こした民衆宗教です. 上に「遺骨」とあるのはドクロである。東学農民戦争(1894年)から12年後の1906年、北大の前身である札幌農業学校出身の日本人農業技師によって韓国の珍島から日本に持ち去られてきたものだ。東学農民戦争のことに第二次蜂起は日本の侵略に対する大規模な民衆抵抗だったが、遺骨(ドクロ)はその指導者の一人のもの。日本軍によって処刑され晒し首にされていたのである。東学農民戦争において日本軍に虐殺された朝鮮農民は三万人から五万人といわれる。のちの「日韓併合」(1910年)はそうした血のテロルの上で遂行された。 遺骨が勝手に持ち去られ、しかも長く放置され忘れられていたということも非道だが、せめての救いは、発見されたとき北大の教授に井上勝生という良心的研究者がいたことである。それは上の<■編集部からのメッセージ>にあるとおり。 酔流亭はこの本を歴史家・中塚明氏の近著『日本人の明治観をただす』によって知った。どちらの本も、多くの人に読んでほしいと思う。今年は3.1独立運動の100周年だが、1894年の東学農民戦争から数えると125年(一世紀+四半世紀)にあたる。
by suiryutei
| 2019-04-24 08:56
| 文学・書評
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