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一昨日、東京臨海広域防災公園で開催された5.3憲法集会には主催者発表で6万5000人が参加した。 ここ数年はいつも参加しているのだが、今年は登壇した人たちのスピーチがどれもよかったような気がする。その二日前、日比谷メーデーでの各スピーチもよかったけれど。 なかでも、元NHKプロデューサーの永田浩三さんの発言が集会直後からネットでなかなか話題になっているらしい。面白いのは、その発言の全体をくわしくネットに流したのは産経新聞であることだ。こいつ、こんなけしからんこと言っていたぞと、同新聞社としては「晒す」つもりであったのだろうか。 しかし、永田さんはまことにもっともなことを話していたのである。1954年生まれで、安倍晋三氏と同学年。NHK時代、慰安婦問題を扱った番組を作ろうとして安倍氏に潰された経験を持つ。そこで「アベ君、・・」と呼びかけながら語る。酔流亭は1955年生まれだが早生まれ(1月5日生)だから、永田氏とも安倍氏とも同学年である。「東京オリンピックのときは小学校4年生。・・・ショランダー(水泳選手)、アベベ、ヘーシンク・・」と名前が出てきたのに自分の記憶をかさねて、そうだ、そうだったなあと思いながら会場で聴いていた。詳しくは、上に貼り付けた産経新聞配信の記事をご覧あれ。 けれども、この日もっとも心をゆすぶられたのは、東京朝鮮中高級学校の女生徒たちによるコーラスであった。曲目をよく憶えていないが、アリランや日本の唱歌も歌ったような。 彼女たちは写真に撮らないで欲しいと、司会から要請があった。SNSで流された場合、危険な事態が生じることもありうるからだ。そういう酷い世の中にこの社会はなってしまった。 翌日の4日、つまり昨日だが、筑波山を登ってきた。JR常磐線で土浦駅まで行き、そこからバスで山麓まで。そうして歩き出す。筑波山神社から先が登山道になっている。意外に急峻な登り道だ。山頂付近の御幸ヶ原まで、歩き出したバス亭からちょうど3時間であった。 土浦駅の売店で買ったおにぎりを食べる。同行のTさん(前日の憲法集会にもともに参加)がお湯を注ぐと出来るカップの豚汁を半分わけてくださる。 このところ都心でのデモとか集会が続いていたから、山の緑が新鮮である。唯一の失敗はデジカメを持って出るのを忘れたことだ。麓のあたり、じつにきれいであったツツジは心に留めておこう。 筑波登山の案内をネットで見つけたので、上に貼り付けておきます。 ところで、そこから歩き出したバス亭「筑波山口」のところは鉄道の駅のような作りになっている。バス会社の人に訊くと、32年前まで鉄道が通っていたという。 思い出した。酔流亭が東京都の国分寺市から現在住んでいる千葉県我孫子市に引っ越してきたのは41年前の連休のときである。その年の秋であったかな、一人でぶらりと筑波山に登ったのであった。我孫子から一番近い山は筑波山なのであるから。 そのときはたしか、麓に下って、すぐ電車に乗ったのである。 廃線となった路線跡は、いまサイクリングロードになっている。 そのご筑波山には何度か来ているけれど、筑波神社近くに車を駐めてケーブルカーを使ったりであった。麓から歩いたのは約40年ぶりだ。
by suiryutei
| 2019-05-05 09:15
| 身辺雑記・自然
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