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いま朝刊を開いて苦笑せざるをえなかった。 4日に朝鮮が打ち上げた飛翔体を、これまでなら日米韓の政府は「ミサイルだ!」と大騒ぎしていたのが、今回はミサイルと呼ぶことを避けているというのである。現局面では朝鮮との対話も模索しているのがその理由ということだが、これまでの対応とつじつまが合わなくなっている。 だが、酔流亭に言わせれば、これまでだってミサイルではなかったのである。 ミサイルとは一般には兵器であるとイメージされている。いまデジタル大辞泉の解説から引けば、こうある。 通常、軍事目的のため、爆発物を遠距離に放擲(ほうてき)するための飛翔(ひしょう)体。種々の誘導方式があり、使途により地対空・地対地・空対空など、到達距離により大陸間弾道ミサイル・中距離弾道ミサイル・短距離ミサイルなどに区分される。誘導弾。 今回はもちろん、これまでだって朝鮮が放ったロケットに爆発物が装着されてどこかで爆発したなんて情報はないのである。これについては過去にもこのブログに書いたことがある。 昨日、『金子文子と朴烈』という映画を観てきた。感想は後日また書くことがあるかもしれない。日本と朝鮮の実在した無政府主義者男女が主人公。関東大震災のとき起きた朝鮮人虐殺(約6000人が無残に殺された)の場面もある。震災という異常事態の下で民衆の日ごろの不満がときの國体(天皇制)に向かうのを逸らすため「朝鮮人が井戸に毒を入れた」という悪質なデマが流され、惨事が拡がった。 こんにち、兵器(ミサイル)ではないものを兵器だと騒ぐのも、これと同じではないか。悪政に対する不満が政権に向かわないよう、隣国に脅威を求めるのだ。 ともあれ朝鮮半島に緊張緩和が萌してきたことで、これまでやられてきたことのデタラメさがあぶり出されている。
by suiryutei
| 2019-05-08 09:01
| ニュース・評論
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