新人事制度 大阪での報告①~③
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新聞『思想運動』7月1日号の表紙はグラフィックデザイナー、粟津潔(1929-2009)の作品『死の灰』である。 この号に酔流亭は記事を二つ書いているので、このブログに順にUPしていきます。 まずは6月1日開催のHOWS講座『群馬の森・追悼碑裁判を闘う』の報告記事から。 ![]() 群馬県の県立公園[群馬の森](高崎市)は、朝鮮人が強制連行されていた日本軍火薬製造所の跡地にある。敗戦まで、強制労働によって多くの朝鮮人がそこで命を落とした。その一画に犠牲になった朝鮮人たちの追悼碑を建立することは県議会の全会一致で決まり、県の設置許可が下りたのは二〇〇四年三月。同年四月には除幕式が行なわれ、翌五年から一二年まで毎年一回、碑の前で追悼式が行なわれてきた。加害の歴史を反省し忘れまいとする取り組みである。 ところが一二年、碑文を「反日的」だと在特会など右翼が騒ぎ出し、碑の撤去を求めて街宣活動を始めた。県議会はこのヘイトクライムに屈して、一四年六月、設置許可の取り消しを求める請願を賛成多数で採択してしまう。同年七月、県は設置期間更新を不許可とした。 碑を管理してきた「『記憶・反省・そして友好』の追悼碑を守る会」は当然ながら県を提訴、二〇一八年二月、前橋地裁における一審は県の「不許可処分を取り消す」という判決を下した。基本的には「守る会」の勝訴である。しかし判決は、碑の前で行なわれてきた追悼式で「強制連行」という発言があったことを「政治的発言」とする県の主張は認めるなど問題も残した。言論・表現の自由、政治活動の自由への侵害を容認してしまったし、植民地支配責任の自覚を欠く。裁判は現在、二審である東京高裁において和解協議が行なわれている。 六月一日のHOWS講座は、国労高崎地本の倉林誠書記長を講師に招き、「労働組合で取り組む日朝連帯活動」をテーマに、この裁判闘争の報告を受けた。講師は、民営化後のJRという厳しい環境の中で活動を展開してきた老練な組合オルグらしく、自らの豊富な運動経験を、ときに会場から笑いをとりながら語った。後半は、最近朝鮮人民共和国を訪問したときの模様をスライド写真を使って報告。偏見を持たずありのままの姿を見れば、いま日本で流布されている共和国のイメージがいかに歪められたものかがわかる。 講座のあとの懇親会も和やかな雰囲気であった。
by suiryutei
| 2019-07-03 07:15
| ニュース・評論
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Comments(2)
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金沢の21美術館で粟津潔展を見てきました。
この絵もありました。
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21世紀美術館はいつも人でいっぱいですね。金澤には惹かれます。
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