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『主戦場』という映画を観てきた。 劇映画ではない。従軍慰安婦を巡って、小説家・池澤夏樹氏の表現を借りれば 「右軍と左軍双方の論客が登場、それぞれ自説を展開する」(昨日の朝日新聞朝刊掲載のエッセイ『終わりと始まり』)。 月一掲載の池澤氏のエッセイがこの映画を採り上げた、その日に酔流亭がそれを観に行ったのはたまたまのこと。しかし作品についての酔流亭の感想は池澤さんの叙述におおむね近い。 「・・映画は発される言葉と同時に話者の口調と表情も伝える。これが言葉以上に雄弁で、人柄があからさまになる」 というのはまことにその通りで、ことに杉田水脈(自民党国会議員)と加瀬英明(日本会議)の登場場面にそれを感じる。吉見義明や林博史ら「左軍」がこれら「右軍の主張をひたひたと崩していく」のは「角砂糖で築いた城壁に水が染み込んでゆくのを見るようだ」というのも、小説家らしく巧みで、のみならず正確な表現である。 池澤さんは結びのほうで朴裕河『帝国の慰安婦』を読むことを勧めている。 その朴裕河さん本人も映画に登場しているが、場面は短く、あまり印象に残らなかった。しかし問題の『帝国の慰安婦』は酔流亭も読んでいる。朴さんが日本に対してよりも韓国に厳しいように読めるのは、自分が所属する社会により批判的で立派だとも考えられるかもしれないけれど、それが日本の加害性を曖昧にしてしまう方に作用してしまってはおかしなことになる。映画では、たしかユン・ミヒャンさん(韓国挺身隊問題対策協議会)がそのことを指摘していた。 『帝国の慰安婦』について以前書いた感想を貼り付けておきます。幸い、そう見当外れなことは書いていないと思う。
by suiryutei
| 2019-07-04 09:14
| ニュース・評論
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Comments(2)
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この映画はよかったです。
「新聞記者」はごらんになりましたか。
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佐平次さん、おはようございます。「新聞記者」は東京新聞の望月記者の本から着想されたそうですね。観てみたいです。
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