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昨日は朝から厚い雲が空を覆っていた。 有楽町の焼き鳥屋で一杯やって地元駅に帰ってきたのが夜8時過ぎである。駅舎から出てすぐ、月は見えるかと空を見上げたが、まだ一面の雲。ただ、昼間より雲の厚みは薄くなっていて、月がその向こうに浮かんでいそうなあたりが何となく明るい。 まだ飲み足りないような気分だったので、家でもう少し飲む。前夜の枝豆をすこし残しておいた。枝豆を食べられるのは例年、十五夜のあたりまでだ。この夏も随分食べた。逆に言えば十五夜が過ぎるまでは酒のあてに枝豆が欠かせない。井伏鱒二だって、こう詠っているではないか。 今宵は仲秋明月 初恋を偲ぶ夜 われら万障くりあわせ よしの屋で独り酒をのむ 春さん蛸のぶつ切りをくれえ それも塩でくれえ 酒はあついのがよい それから枝豆を一皿 (井伏鱒二『厄除け詩集』から) もっとも昨夜は「独り酒」ではなく連れ合いも一緒だったし、酔流亭が飲んだのは「あつい」酒ではなく、よく冷えた酒であった。また有楽町の焼き鳥屋では蛸のぶつ切りではなく鮪のぶつを食べた。そのあたりの多少の違いはいいでせう。 そうして、9時過ぎだったかな、外に出てみた。雲はずっと薄くなっていて、それを透かして真ん丸の月が浮いている。月光を浴びて、薄い雲に金色の輪が出来ているのが神々しいほど。 じき、その雲も流れて、煌々たる月が全姿を現わした。 今年も秋が来たのである。
by suiryutei
| 2019-09-14 08:47
| 身辺雑記・自然
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