新人事制度 大阪での報告①~③
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日曜の朝ながら、泊まり勤務明けである。今夜また出勤しなければならない。 昼間ちゃんと寝ておかないと夜中が辛いから、朝食のとき寝酒のつもりで少し酒を飲む(もちろん、夜、出勤するときには完全に酒は抜けている。昼と夜が逆転しているだけなのだから、これは普通の人の晩酌と考えていただきたい。念のため)。 朝9時からのNHK教育TVの『新日曜美術館』は蕪村の特集である。蕪村は風景画もよいけれど、人物を描くと、その表情が可愛らしいというか、あどけない。蕪村には自分のゆたかな才能をのびのびと楽しんでいるようなところがあり、そこが俳句においては求道者的な芭蕉と好対照だが、絵画を見ると、一層そう感じる。 そろそろ寝床に入らないと寝そびれるなと思いながらも、そのあとテレビ朝日『サンデープロジェクト』を視るともなく視ていると、郵政民営化の話題になった。民営化賛成派も反対派も、郵便現場でリストラ・人減らしを進める点では、同意見である。片や早く民営化してもっとリストラをやれと言い、片や現在の公社でもリストラを充分進めていると抗弁する。両者とも「リストラ=善」と信じて疑わないらしい。 今朝の早い時間の別の民放番組では、最近の相次ぐ航空事故の背景として「行過ぎたリストラ」が指摘されていたばかりなのだが・・・。 郵政民営化論の急先鋒と言われる某大学教授は、酔流亭の高校の同級生である。酔流亭は大学3年に進んだ二十歳のとき、家の事情で学校を中退して働き出さねばならなかった。彼は大学院も含めて20代後半まで学生生活を送っていた。こちらが汗水たらして働いていたとき親のスネをかじっていた男が、いまや「リストラがたりない。もっと働け」とこちらに説教を垂れているわけだ。いい気なものである。 実際には、郵便の現場は今、滅茶苦茶なことになっている。役職者は月数十時間を超すサービス残業が常態化しているし、酔流亭が今やっている泊まり勤務の繰り返しの中で在職死亡する職員が出てきた。これは郵便局だけのことではないが、うつ病自殺も増えている。業務量は減らないのに人員だけは減らされる一方なのだから、どうしようもない。 あのTV番組で得意になってしゃべっている学者や政治家や権力的な司会者たちは、まったくいい気なものだと思う。 ■
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by suiryutei
| 2005-06-19 18:37
| 身辺雑記・自然
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Comments(10)
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社会の根底を知らない連中が、(おそらく自分の利益のために)必死になってリストラに励んでいる。自分は痛みがわからない。まともに汗水流して労働したことないからね。
大学出て大学院に進み、いい論文書いて研究者になったしても、実社会のことはわからない。ロースクールでお金かけて勉強して弁護士になっても、掛かったお金を取り戻すべく、どうでもいいような(弱者救済のような金にならないような)仕事は引き受けないだろう。 今の政権は、アメリカ型の貧富の差を生むような社会をめざしている。これは明白である。それに気づいていながら何もできないことにフラストレーションがたまる。 歴史認識ー教育「改革」ーリストラ社会ー憲法「改正」と、若い人たちが未来に展望がもてないのも当たり前だろう。こんな社会じゃ子どもが育てられない、少子化が進むのも無理はない。 私はあえて、自分の子どもには資本主義のからくりを教えている。労働が社会を支えていることも伝えている。神なんていない、天国なんてない、もし天国があるなら自分たちの力でつくりあげるべきだと。 ![]()
人員は減っていく一方なのに
サービス拡大という名目で 仕事の種類、量は増えていくばかり・・・ 私が在職してた頃から、そういった傾向に なってきていました。辞めてから一年たった 現在も、現場の状況があまり改善されて ない感じがして嘆かわしい限りです。 今はただ、お体に気をつけて頑張ってもらいたい としか言えないです。 乱文ですみません。
すずきさん、コメントありがとうございます。
昨日の日記には感情が露わに出てしまいましたが、自分で汗をかいたことが無い学者や二世政治家に対してかねてから腹立たしく思っていたところです。 あ、お子さんがいらっしゃるんだ。私のところも娘が二人います。
元ゆうメイトさん、コメントありがとうございます。
正職員と比較してもゆうメイトさんの労働条件は酷くて、なんだか申し訳ないような気がします。私たちに対してはまだいくらかは気兼ねしている管理者でも、ゆうメイトさんたちにはずいぶん横暴な対応をしているのを現場で見ているし。 こんなノンキな日記ですが、読んでくださって、うれしいです。
小泉首相からして、これまで社会人経験がないですからね。
貧乏人の苦労は経験したことがないでしょう。トップ・エリートによる統治社会を目指しているようですが、先行きかなり心配です。 ![]()
こういうことは感情を露わに出して、あるいは全身の力を振り絞って訴えるべきことだと思います。大声上げないといけないことです。
子ども二人います。中学校2年生と小学校5年生です。
chaotzuさん、コメントありがとうございます。
自分に経験が無くとも、相手への想像力を働かせることで或る程度はカバーできると思うのですが、今のエリートたちはそういう「他者感覚」がまるで乏しいようです。靖国問題なんか、まさにそれですものね。
すずきさん、重ねてのコメントありがとうございます。
うちの娘たちは、もう大きくて一緒には暮らしていないのですが、今年の女房の誕生日のお祝いにはネックレスを贈ってくれました。
わたしのようなフリーランスだと「リストラ」ではなく「廃業」となります。
新聞やテレビで「リストラ」と政治家が叫ぶたびに、国民にばかり要求せずに、政治家もリストラを敢行しろい!と思ってしまいます。 先日フランス革命に関するWebをみつけて熟読したのですが、あの頃のフランスでは第一・第二身分(特権階級)は徴税されず、もっぱら第三身分の税金で国を賄っていたとのこと。会社員の所得税負担が増える方向で論議されているようですが、まずはそれを強いようとしている側が何かしら国民に示して欲しい。住むところも支給されたり政治家やるうえで国からの援助があったり、かと思ったら秘書給料を搾取してみたり。満員電車で通勤して、どれだけランチの値段をおさえられるか・・・そういうこと考えてみて欲しいものです。
むーちょさん、コメントありがとうございます。
読んで、高校の世界史の授業で習ったシェイエスの論文『第三階級(身分)とは何か』を思い出しました。 「第三階級とは何か・・・全て。今日までその政治的地位は如何なるものであったか・・・零」と書き出されています。 それにしても、また大増税とは・・!
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