新人事制度 大阪での報告①~③
最新の記事
タグ
労働(124)
辺野古(46) 郵便局(43) 文学(31) コロナウイルス(31) 韓国(19) 朝鮮半島(12) 映画(11) NHK朝ドラ(10) ひよっこ(9) 大西巨人(9) なつぞら(8) 神田まつや(8) 労働者文学(8) 神聖喜劇(7) 関西生コン労組(6) 狭山事件(6) ブレイディみかこ(6) ケン・ローチ(6) 蕪水亭(6) 最新のコメント
記事ランキング
カテゴリ
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... ブログジャンル
画像一覧
検索
|
13日に行なわれた、辺野古基地建設に反対する防衛省前抗議行動は午後6時半から始まって、7時半過ぎに終わった。 市ヶ谷駅から総武線・山手線・常磐線・成田線と乗り継いで帰宅したわけだが、まず市ヶ谷駅に歩いて行くのに、お堀端に架かる橋を渡る。その橋上から夜空を見上げると、うまい具合に雲が切れて月が顔を出した。その前日、12日が満月だったから、その夜もまだ真ん丸である。 この一年間、ほぼ毎月一度は欠かさず防衛省前の抗議行動に参加してきた。だから、この橋の上から月をずいぶん眺めた。三日月だったり半月だったり、月の形はさまざまだったけれども。 新年は1月6日が最初の行動になるようだ。月は欠けてからまた満ちてきて、そのころ半月よりもう少し膨らんでいるだろうか。 秋葉原駅で山手線に乗り換え、上野駅に着いたのが8時ちょうどであった。常磐線快速の取手行きのいちばん近い発車が8時02分である。どうもタイミングが良すぎる。広い上野駅構内を小走りくらいのスピードで行けばギリギリ間に合うという時間差だ。山手線の到着ホームはたしか2番線で、常磐線の8時02分発が出るのは10番線である。駅構内の連絡橋を渡っていくとして、かなり距離がある。 間に合わなくてもいいやというつもりで歩いて行った。ところが、10番線ホームに降りる階段まで来て下を見ると、快速電車はまだ停まっていてドアも開いている。「お、間に合うか」と欲が出た。階段を走り降りる。 これが危ないのである。60歳を過ぎ、また酔流亭のようにスポーツをいっさいやっていないと、下半身は確実に衰えてくる。平らなところを歩いているとき、あるいは階段を上がっているときは、それをあまり感じない。大体、60代なかばでは老人という自覚がまだ無い。ついでに言えば、デモや集会に参加すると、まわりは自分より高齢の人が多いので、自分なんかまだ若者だという気分になってくる。イギリスの労働党は今度の選挙で敗北したけれども若年層に支持者を拡げているそうだ。日本はこのあたりも違う。 さて、この夜は、冒頭に書いたように防衛省前抗議行動の帰りなのであった。すなわち、すっかり若者気分である。 そこで、勢いよく階段を駆けて降りたのである。 最後の数段まで来て膝がガクついた。一瞬ヤバイと思ったが、持ちこたえる。セーフ。電車の発車にも間に合った。 ここまではよかった。ところが、電車の中で立っていて、それがつらいのだ。太もものあたりが張る感じで、バランスよく立っていられない。電車が上野駅を出て最初の停車駅である日暮里に近づき、速度を落とす。そのブレーキのかかる揺れに持ちこたえられず身体を大きく揺らしてしまった。 その揺れていったほうに、困ったことに若い女性が立っていた。金曜の夜だから車内はかなり混んでいる。 べつに何事もあったわけではないけれど、電車のわずかな揺れで、あんなふうに大きく身体を揺らせる、しかも女性のいるほうに揺らせるというのは、見ようによっては不審な所作ととられかねないことである。 体勢を立て直してからは吊り輪にしっかり掴まり、直立の姿勢をとった。太もものあたりは痛むし、常磐線快速ってかなり揺れるから、直立の姿勢がこんなにつらいとは知らなかった。 隣りに立っていた若い女性は北千住駅で下車し、酔流亭は松戸駅を過ぎ我孫子駅のひとつ手前の柏駅で座ることができた。我孫子駅ではホームの向かいに成田線の電車が停車していて常磐線との接続を待っている。乗り換えという点ではこの日の帰途はじつに順調であった。 酔流亭は1955年1月5日生まれなので、あと20日ほどで65歳になる。世の中では65歳からを「高齢者」と呼ぶらしいから、その仲間入りをすることになる。こんど1月6日に防衛省前に行くときは、もう高齢者だな。階段を駆け降りることだけは、これからはやめよう。
by suiryutei
| 2019-12-16 09:53
| 身辺雑記・自然
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||