新人事制度 大阪での報告①~③
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朝5時半ごろ、いつものように朝刊を取るのに戸外へ出た。一月前の冬至(去年12月22日)のころよりは日が昇るのはすこし早くなったとはいえ、まだ夜空である。星がたくさん瞬(またた)いている。中空に浮かぶ月は三日月だ。今年最初の満月は11日だった。月の満ち欠けを見るたび、日にちがたつのは早いなあと思う。 かんぽ不正について、特別調査委員会が調査結果をとりまとめた報告書が発表されたのは、冬至のすこし前の去年12月18日だった。あれから調査はどれだけ進んだろう。 というのは、いま「調査結果をとりまとめた報告書」と自分で書いて変な気分になったのだ。あの報告書が出た時点では調査はまだ終了していない。「調査結果をとりまとめ」られるような状態ではまだないのである。去年7月31日時点で「不正の疑いあり」とされた約18万3000件のうち、12月18日時点で約14万8000件を確認したというけれど、それはつまり残る約3万5000件にはまだ手が着いていないということではないか。 そして確認された14万3000件を1万2836件に絞り込んだが、そのうちの6割以上である3985件は去年12月18日時点では「判定中」ということであった。判定まで終了していたのは2487件に過ぎない。図で示すと、こうだ。暮れの朝日新聞紙面から切り抜いておいたものです(鋏の切り口が雑で見苦しいのはご容赦を)。 このように集中的に調査されてきた約18万3000件の他にも、詐欺としか言いようのない不正勧誘が行なわれてきたことはマスコミ各紙の報道でも明らかになっている。認知機能に衰えが見られる80代の人に、それを承知で、というよりそこにつけ込んで、家族を同席させずに契約を何件もとり、その保険料が月60万円にも上るというケースもある(これは先週、かんぽ不正をテーマに2夜続けて放送されたNHK『クローズアップ現代+』で報道された)。 それにしても、あくまで去年12月18日時点での数字としても、社内ルール違反622件、法令違反48件というのは、本当にそんなものですむのだろうか。 調査は3月末までに終了させるとのことだが、スケジュールありきのいい加減な幕引きを許してはならない。 かんぽ不正とはそもそも何であるのか。先週、郵政の運動仲間で小さな会合を持ったとき用意したレジメの一部を下に貼り付けておきます。仲間うちの集まりのレジメですからきわめて荒削りですが。 ・・・かんぽの商品が顧客のニーズに合わなくなっているとはよく聞く。ニーズに沿っていないから商品に魅力がなく、売れない。それでも売らなければ会社に利益が出ないから、詐欺的手法を使ってまで売る。民営化推進論者に言わせれば、かんぽの商品が顧客のニーズに合わなくなっているのは、民営化がまだ不充分でかんぽの株式の半分以上を国が背景にいる持ち株会社・日本郵政がまだ持っているからだということになる。だから経営の自由度に足かせがかけられて新商品の開発ができない。
by suiryutei
| 2020-01-20 09:44
| ニュース・評論
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