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コロナウイルス禍をめぐってトランプ米大統領が真珠湾攻撃や9.11ニューヨーク貿易センタービル攻撃を列挙した挙げ句に話を中国批判に持って行ったことに対して、中国外務省の華春宝・報道局長が「ウイルスとの闘いでは中米両国は戦友であるべきで、敵ではない」と諭したのは、中国が久しぶり(?)に見せた大人の対応である。 コロナ禍を戦争にたとえる危うさは、このブログでも4月29日更新記事で安倍首相「第三次世界大戦」発言について述べておいた。すると華・報道局長の発言も「戦友」という言葉はちょっと不適切ということになる。しかし、彼女が言わんとする主旨はまことにその通りだと思う。そのとき引用した『コロナの時代の僕ら』(パオロ・ジョルダーノ著)から、今回も引用しよう。 僕は忘れたくない。今回のパンデミックのそもそもの原因が秘密の軍事実験などではなく、自然と環境に対する人間の危うい接し方、森林破壊、僕らの軽率な消費行動にこそあることを。(あとがきから)。 ウイルスにしてみれば、ほんの少し前まで本来の生息地でのんびりやっていただけなのに、森林破壊は元々人間なんかいなかった環境に人間を近づけた。多くの動物が死滅していくため、その腸に生息していたウイルスはどこかに引っ越しせざるをえない。たくさんいて、病原体に感染しやすく、あちこち移動する人間ほど、ウイルスにとって引っ越し先として理想的なところがあるだろうか。ーというようなことも本文に書いてある(64~66ページ『引っ越し』)。 すると、今回のコロナ禍が収束しても、環境に対する人間の攻撃的な態度が変わらないかぎり疫病はまた繰り返し世界を襲うだろう。 ならば、そうした人間の営みを変えていかなければならないのだが、トランプ流他国攻撃(トランプだけではないが)をくり返していては反省的思考の契機など見失われてしまう。
by suiryutei
| 2020-05-08 09:32
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