新人事制度 大阪での報告①~③
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昨日の午後4時、万世橋のJRビルの前で待ち合わせた。むかし交通博物館があった跡地に建つビルである。 お相手は郵政シルバーユニオンのSさん。シルバーというのは退職者という意味で、酔流亭も加入している。 毎月第一月曜に市ヶ谷の防衛省前で行なわれている辺野古基地建設反対行動によく参加しているということを同ユニオンの機関紙『シルバーユニオン』3月23日付に書いた。 その記事を書けと勧めてくれたのがSさんだった。Sさんも、やはり防衛省前行動によく参加している。酔流亭は少し脱線して、防衛省前に行く途中、神田の蕎麦屋で軽く一杯やることがあるとも書いた。 「酔流亭さんの文章を読んだら、オレもその蕎麦屋に行きたくなっちゃってね」 書き手冥利に尽きるとはこのことだ。そこで6月の第一月曜である昨日、Sさんをお誘いしたのである。その蕎麦屋、神田[まつや]は万世橋のJRビルからすぐ近くにある。 秋から春まで紺だった暖簾が、6月に入った昨日から白地に替わっている。 サッポロビールの大瓶(赤星)で乾杯したあと、酔流亭は早々に熱燗の徳利に移行。Sさんはビールを穏やかに飲み続ける。肴は焼き鳥とお新香、山葵の葉漬け。 Sさんは都立上野高校の一年生だったとき60年安保を経験した。以来60年、体制に批判的な側に身を置く。持病があって、昨日も病院で検査を受けてきたところ。コロナ禍の下で、外出は用心しなければならないところだろうが、 「15年の戦争法(安保法制の改悪を私たちはこう呼ぶ)のとき80歳過ぎた人たちが国会前に集まるのを見て、じっとしていられなかったんだ」 その思いが、今も毎月、防衛省前に足を運ばせるのだろう。 ほどよく酔ってから蕎麦を手繰り、御茶ノ水駅で総武線に乗って市ヶ谷の防衛省前に向かった。昼の天気予報では雷を伴うような雨とのことだったのに、幸い雨は小降りで済んだ。防衛省前には、そんな天気にもかかわらず、普段と変わらぬ人数が集まった。80人くらいはいたかな。郵政シルバーユニオンの旗を持って来ていたTさんは 「今日は来ないつもりだったんだけれど、昼間、NHKBSで『タクシー運転手 約束は海を越えて』を視たら、やっぱり行かなくちゃと気が変わってね」 その映画は韓国の作品で、1980年に起きた光州事件のとき真実を伝えようと奮闘した人々を描いたもの。先ほど[まつや]で聴いた、戦争法のときのSさんの思いと通じるなあ。 夜9時半ごろ帰宅すると【A・Z通信】が届いていた。この号に酔流亭は再放送朝ドラ『ひよっこ』とブレイディみかこ著『ぼくはホワイトでイエローで、ちょっとブルー』について雑文を書いた。このブログにも早くUPしたくてウズウズしているのだけれど、その前に転写する記事がいくつかあるので、ちょっと先になる。
by suiryutei
| 2020-06-02 09:33
| 酒・蕎麦・食関係
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