新人事制度 大阪での報告①~③
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一昨年の秋、松戸市で開催された狭山事件の学習会に参加して以来、その学習会を主催した<狭山事件にとりくむ東葛住民の会>が会報を送って来てくださる。6月17日発行の最新号(No.62)は、今年1月にやはり松戸市で行なわれた学習会についての報告。 埼玉県平和運動センターの金子彰さんのギター弾き語りに続いて、当の石川一雄さんと、そのお連れ合いである早智子さんから話があったとのことである。会報には、その内容が詳しく書かれている。 石川一雄さんは取り調べにあたった刑事に騙されて、やっていない殺人について虚偽の「自白」をしてしまった。貧しくて学校にろくに行けなかったから、その当時、字が読めなかった。それで刑務所で一生懸命勉強して文字を憶えた。運動にもあまり出ず勉強しすぎた結果、糖尿病になってしまったという。 これは酔流亭も気をつけなくてはいけないなと思った。 もちろん当時の石川さんのように一生懸命勉強など酔流亭はしていない。それどころか酒飲みのていたらくであるのは昨日の更新記事でも告白したとおり。 ただ、働いていた頃、労働に時間をとられて本を読む時間がろくになかったことへの反動から、賃労働から解放された今は、どうかすると部屋に一日こもって本を読んで過ごすようなことがたまにある。そんな日は、午後になると集中力が切れてしまうし、気分が悪くなって「知恵熱が出るんじゃないか」と本気で心配になるくらいだ。 ともあれ運動不足になりがちなのは事実。 現在の石川さんは毎日4~5万歩のウォーキングをするという。距離にして30㎞近く。真冬でも汗びっしょりになるという。80歳を過ぎても健康だそうだ。 お連れ合いの早智子さんの話で印象に残るのは、三鷹事件の被告、竹内景助さんと石川一雄さんとの交流についてだ。 石川さんが死刑判決を受けて1964年に東京拘置所に入れられたとき、そこに先に死刑囚として竹内さんがいた。2人とも冤罪で死刑判決を受けているのである。「本当のことを言わなければいけない」と竹内さんは石川さんを励ました。 酔流亭は一年半ほど前『歴史家・服部之総』(松尾章一著 日本経済評論社2016年刊)という本の書評を書くとき、竹内景助と三鷹事件について少し調べたことがある。服部之総と竹内景助とは交流があったからだ。服部は獄中の竹内と手紙のやりとりをして彼を励ましていた。 酔流亭の書評から、その部分だけ下に貼り付けておく。書評は雑誌『季刊社会評論』No.194(2019年1月10日年発行)に掲載された。 三鷹事件と服部 文中、竹内景助のご長男による再審請求に触れている。上の文を書いたとき、その結果はまだ出ていなかった。請求は去年7月、不当にも棄却されてしまうのだが、その決定を下した東京高裁・後藤裁判長が、狭山第3次再審を担当していて、この6月に定年退官だという。 酔流亭はこのところ狭山関連の集まりに参加していないので最新の情報に疎いが、予断を許さない状況が続いているのだろう。 ※酔流亭の書評の全文はこちらに。
by suiryutei
| 2020-06-27 08:39
| ニュース・評論
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Comments(4)
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隅田のカッパ
at 2020-06-27 09:29
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秋風に思う
竹内景助 娘には歌を教えてやりたかったよ せめて小学生の頃一杯は おれの声はバリトンかバスか 甚だ曖昧だが ともかく男親の逞しい声で 空一杯 大地一杯ひびく思いで 明るくたのしく人生と自然の心を 歌いあげてやりたかったよ 清々しく頼もしい合唱の中で かしこく寛やかな心をつくってやりたかった 秋風に吹かれて そんなことをおもう囚獄の心だ 息子たちには キャッチボールの相手をしてやりたかったよ せめて中学生の頃一杯は…… はじめは布ボールを造って 軽く投げ合っていても やがてグローブとミットで 硬い球をぴゅんぴゅん投げて 親父の頼母しさを植付けてやりたかった カーブ ナックル シュート シンカー スライダー さまざま教えて 人の世の変化に応じる勇気と自信を植付けてやりたかった 秋の陽を浴びて そんなことを想う親の心だ (1961.10.28作、『多摩無名労働者詩集1974』所収)
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平名
at 2020-06-28 02:24
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大昔から無実の罪で殺された方いるのでしょうね、、 時代が変われば犯罪行為に当たらない事件も有りますが、、
被害者に成らない様気を付けましょう!!
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suiryutei at 2020-06-28 08:13
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suiryutei at 2020-06-28 08:14
平名さん、コメントありがとうございます。
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