新人事制度 大阪での報告①~③
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酔流亭が時々顔を出して勉強させてもらっているHOWS(本郷文化フォーラムワーカーズスクール)では一昨年の暮れから今年にかけ、講座の一つとして足かけ3年がかりで大西巨人の長編『神聖喜劇』を読み込んできた。こういうふうに読書会として企画しないと、一人で読み通すのはなかなか骨の折れる作品である。 これを継承しての企画であろう。今年度のカリキュラムに[大西巨人の批評を読む]というのが盛り込まれた。 上のチラシ写真にあるように、今月29日にその第一回が行なわれる。使用するテキスト(大西の批評論文)については、持っていなければHOWS事務局に連絡すればコピー代実費にて用意してくれる。酔流亭も昨日さっそく連絡してお願いした。 そして第二回目は10月3日開催で、じつは酔流亭、このとき二人の報告者のうちの一人を務めることになった。 『俗情との結託』は、野間宏の長編『真空地帯』を批判的に論じたもの。そこで酔流亭はこの夏、高校三年生のとき以来じつに48年ぶりに『真空地帯』を再読した。思えば、初読のときも夏の暑い盛りだったような。1972年の我が家にはクーラーなんか無かったから、夏休みで人のいない母校の教室に勝手に入って読んでいた。 昨日の更新記事で大岡昇平のことに触れた。今年前半に再放送されたNHK朝ドラ『ひよっこ』における、ヒロインみね子の叔父の戦場体験に大岡の名作『俘虜記』の冒頭を思ったことは6月1日発行の【A・Z通信】に書かせてもらった。そのため『俘虜記』も今年再読したのである。 大西巨人『神聖喜劇』、大岡昇平『俘虜記』、野間宏『真空地帯』と、日本軍隊を舞台にした(大岡『俘虜記』は序盤が過ぎれば舞台は捕虜収容所に移るが)長編小説三作をともかく読むことができたのは今年の収穫。豊作か凶作かは10月3日に酔流亭が担当する報告にその結果が出るだろう。
by suiryutei
| 2020-08-18 08:51
| 文学・書評
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