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酔流亭が暮らす千葉県我孫子市にキャンパスがある中央学院大学はここ10数年、箱根駅伝の常連校であった。10年ほども前であろうか、新宿ゴールデン街で飲んだとき、たまたま同じ店にいた若いサラリーマンが中央学院大学の卒業生だと知れるや、店内の一同、客も店の人も口を揃えて 「走るの、早いんでしょう!」 彼は別に駅伝部にいたわけではないので「とくべつ早くはないですよ」と否定していたけれど、中央学院といえば駅伝が強いというイメージはそれくらい定着している。 ところが、その中央学院大学のあのお馴染みの紫と黄色のユニフォームが昨日・一昨日はTV画面に視ることができなかった。いや出場を逃した大学の選手から選抜される「関東学連」チームに一人選ばれていたから、往路の一区間ではちらりと視ることはできたけれど。 中央学院大学は、去年11位でシード権を逃し(シードは上位10校まで)、秋に行なわれた予選会では12位。箱根駅伝はシードの10校と予選会の上位10校とで争われるから今年は出場を逃してしまった。 駅伝という競技には全体主義的なところがある。ランナーが走行中に体調に異変を起こして、個人競技だったら棄権するようなケースであっても駅伝だとチームの他のランナーのことを考えるとどうしても無理をしてしまう。場合によっては選手生命を潰してしまうようなこともあるのではないか。そこまでいかなくとも、かつてはかなりレベルの高かった日本の男子マラソンがこのところ振るわないのは年がら年中駅伝ばかりやっていて燃え尽きてしまうからではなかろうか。 昨日・一昨日の箱根だって、ランナーの後ろにつく車から監督が選手に声をかけるのに技術的なアドバイスならわかるが「前のランナーの走りを無にするつもりか!」なんて恫喝みたいな檄を飛ばすのはどうかと思う。 学校を卒業して就職したらしたで、実業団駅伝は、日本はこのとおりの企業社会であるから、学生以上にチーム(企業)のために頑張るというのが強いかもしれない。 そういう問題点は思いつつも、酔流亭は正月に駅伝のTV実況を視るのはけっこう好きである。元旦の実業団は前橋でやるから上州の山並みが美しいし、2日・3日の箱根駅伝は、湘南の海、箱根の山道、そうして時折映し出される富士山がじつによい。今年の正月、関東は快晴だからなおさらであった。 しかも今年の箱根は、レース展開もスリリング。最終10区で、引き継ぎの時点でトップから3分以上の差をつけられていた駒澤大学のアンカーが猛追、残り2㎞まで来て一気に逆転した。 さきほど車から監督が選手にかける声に苦言を呈した。しかし、このときの駒澤大学の大八木監督が選手にかけた「お前、男だ!」という一言は、ジェンダー的には問題ありにしても今年の劇的レース展開を象徴して長く記憶されそうである。
by suiryutei
| 2021-01-04 09:05
| スポーツ
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Comments(2)
Commented
by
saheizi-inokori at 2021-01-04 09:35
頭で考えていると駅伝なんて!と思いつつも、見ると虜になる。
そこが怖いところでもあるかもしれないですね。 私も駅伝主催したことがありますが、団結志向でしたもの。 ことしもよろしくお願いいたします。
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Commented
by
suiryutei at 2021-01-04 15:33
佐平次さん、コメントありがとうございます。2日と3日の午前は酒飲みながらずっと視てしまいました。
こちらこそ今年もよろしくおねがいします。
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