新人事制度 大阪での報告①~③
記事ランキング
最新の記事
タグ
労働(124)
最新のコメント
カテゴリ
最新のトラックバック
以前の記事
2025年 07月 2025年 06月 2025年 05月 2025年 04月 2025年 03月 2025年 02月 2025年 01月 2024年 12月 2024年 11月 2024年 10月 more... ブログジャンル
画像一覧
検索
|
常磐線快速電車は江戸川を渡って千葉県に入ると、松戸~柏~我孫子の順で停車する。酔流亭は我孫子駅で降りて成田線の電車に乗り換えるわけだ。 昨夜8時半ごろ、常磐線快速に乗っていて、柏駅を過ぎたのは憶えている。ところが、そのあと眠りに落ちた。柏から次の我孫子まで所要時間はわずか数分(5分前後か)なのに、その数分が我慢できなかった。 意識が戻ったのは我孫子駅の先の天王台駅のホームに電車が入線するときである。 もし天王台駅も乗り越してしまえば、電車は利根川に架かる大鉄橋を渡って茨城県に入ってしまうのだから、危ないところであった。この「緊急事態」宣言下、不要不急の外出は控えなければならないのに、酔っ払って県境を跨いだとあってはどんなに指弾されても申し開きができない。 つまり、昨夜の不始末は、電車に乗る前かなり酔っていたのが原因である。午後は新聞『思想運動』の校正作業を手伝い、日が暮れてからは場所を移して『伝送便』の校正もあり、そのあと『伝送便』の編集仲間と飲んだのである。 今朝になって朝刊を手にとると朝日新聞一面のコラム[天声人語]が、巡り合わせのよいことに飲酒について書いている。二日酔い気味の今朝の酔流亭にはもってこいの話題だ。 18世紀のロンドンではジンがよく飲まれたらしい。産業革命期の労働者には、労働のつらさをまぎらわすのに強い酒が好まれたのだ。 ところが、ジンはなにしろアルコール度数が高い。現在飲まれているのでも40~50度ある。18世紀ならもっと高かったのではないか。なおジンのアルコール度数までは[天声人語]は書いていない。これは酔流亭がいま調べた。 そこで泥酔の害が拡がった。政府はなんとかしようと、泥酔の背景にある労働環境を改善するのではなく(それは労働運動の力に待たなければならなかった)、アルコール度数の薄いビールを奨励した。それがイギリスにおける「パブとビール」の文化につながったとか。 ところが、そんなパブとビールの文化も、こんにち様変わりしつつあるらしい。これはブレイディみかこさんが近著『ブロークンブリテンに聞け』で嘆いている。 「・・しかし、健康であることがファッショナブルな時代が到来してからは、都会の若者たちはパブに行く時間があったらフィットネスジムで汗を流す。『ビールよりもグリーンスムージー』の時代が来やがったのである。」 「・・ひと昔前までの英国のパブの描写は、もはやロンドンなどの都市のパブには当てはまらない。ワインを飲みながら食事を楽しむ、という使い方でパブを利用する人々も少なくない時代なのだ(ケッ)。」 (63~64ページ) ブレイディさんがお酒好きらしいのが筆致から伺えて嬉しくなるが、若者が酒をあまり飲まなくなってきたのは世界的な傾向らしい。ただ、このコロナ禍で巣籠もりを強いられているから、家飲みの飲酒量は現在増えているだろうね。 酔流亭が校正作業に参加した『思想運動』も『伝送便』も最新号は明後日完成の予定。どちらにも寄稿しているので、それらの文章は近いうちにこのブログにもUPします。
by suiryutei
| 2021-01-27 08:32
| 酒・蕎麦・食関係
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||