新人事制度 大阪での報告①~③
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都内江東区亀戸にある医療法人、ひらの亀戸ひまわり診療所から、季節の変わり目ごとに【ひまわり通信】をいただく。その春号が先日送られてきた。 酔流亭はこの診療所に患者としてお世話になったことはまだないけれど、東京労働安全センターと同じ建物にあるので、友人の精神科医、田口純さんが同センターでのメンタルヘルス講座で講師をされたときに2~3度その場所に足を運んだことがある。いかにも働く者に親身な下町の診療所という雰囲気だ。送られてくる【ひまわり通信】の誌面にもその雰囲気が滲み出ている。春号の冒頭の記事はコロナウイルスのワクチンの話。 しかし、今ここで書きたいのはワクチンの話題ではない。この3月いっぱいで診療所を退職される医療ソーシャルワーカーの方が随筆を寄せていて、そこに伊豆の大沢温泉のことが書かれているのである。 この人は20年くらい前まで、3月末になると毎年この温泉に家族で出かけていたという。それが10年くらい続いたというから、30年くらい前から通い出したのだろう。 酔流亭もこの温泉の、随筆に書かれている同じ宿屋に何度かお世話になったことがある。最後に行ったのが30年くらい前だから、この人が通っていた時期とはかさならないようだ。 宿の前を流れる川には伊豆西海岸の松崎から天然鮎が遡上するし、水がきれいだから川海苔が採れ、河原ではクレソンが摘める。春の桜も見事。じつにいい処なのだ。 ところが、この宿屋が閉じてしまったのを、去年の暮れに知ったという。随筆はそれを残念がっている。 それで、いまネットで検索してみた。 去年12月23日付けの記事である。 宿屋として廃業したのは2014年だが、こんど町営の日帰り入浴施設に生まれ変わったという。随筆を書かれた人は、多分このニュースを聞いて宿屋としては閉館していたのを知ったのだろう。 この宿屋を営んでいた依田家は、明治のころ北海道開拓で知られる帯広の晩成社を興した依田勉三の生家。一昨年のNHK朝ドラ『なつぞら』で草刈正雄が演じた、ヒロインの祖父代わりの昔語りの中でも晩成社と依田勉三がチラリと出てきた。自由民権運動期の明治を叙した色川大吉さんの名著『近代国家の出発』(中央公論社)にも出てくる。そんなことを、前にこのブログでも書いたことがある。 上の二年前の更新記事では、てっきり宿屋はまだ続いているものと思い込んでいた。 すこし遠いけれど、いつか機会があれば日帰り入浴でいいからあの温泉にまた漬かってみたい。
by suiryutei
| 2021-03-12 08:36
| 旅行
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