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また映画の話です。 敬愛する吉田智弥さんに配信して頂いた【枝葉通信】の最新号(通算172号、4月15日付け)は冒頭記事で『ハリウッド 「赤狩り」との闘い』という本(吉村英夫著、大月書店)に論及している。 著者の吉村英夫氏は吉田さんの大学時代の学生運動仲間の実兄であり、その縁で著者から吉田さんに贈られたという。 【枝葉通信】からの「無断転載自由」という言葉に甘えて、同書に触れた吉田さんの文章から一部をコピーする。本の表紙写真の下が、そのコピーです。 ![]() ・・・・・・・・・・・・・・・・ 頂いた本には「『ローマの休日』とチャップリン」という副題がついているが、前者の映画は、観られた方はご存じのように、新聞記者と王女のラブコメディである。話の展開は「赤」とは何の関係もない。加えて監督「ワイラーは正真正銘のデモクラットである」と著者はいう(179頁)。 しかし、助監督の一人は筋金入りの共産党員であり、かつて非米活動委員会の尋問に対して一切の証言を拒否した過去がある。それを承知で、ワイラーは優秀な制作スタッフの彼に全幅の信頼をおき(露見した時には全てを失う覚悟で)守りぬいた。が、狙われたのは彼だけではない。一番の「赤」は脚本家であった。 同監督はこの作品の映画化にあたって、制作会社を巻き込んだ三つの条件を契約内容にしている。①脚本家の実名を徹底して秘密にすること。②彼には正当なシナリオ執筆料を支払うこと。③アメリカ国内では撮影しないこと。 その脚本家こそ、「赤狩り」ブラックリストのNO1であり、「ハリウッドに最も嫌われた男」と言われたダルトン・トランボであった。少し前にカーク・ダグラスが主演した映画「スパルタカス」もトランボの脚本によるものであったが、制作段階から公開されるまで全米から右派の群衆を総動員しての上映妨害が行われたという。 <TVで映画を観て『ハリウッド「赤狩り」との闘い』(吉村英夫・著)を読む>【枝葉通信】No.172から一部を引用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 酔流亭はハリウッドの内幕も、赤狩りについて詳しいことも知らないが、これまで何作か観てきたウィリアム・ワイラー監督作品の作風からして、ワイラーはきっと誠実なデモクラット(民主主義者)に違いなく、『ローマの休日』の脚本にダルトン・トランボを起用したときはパージされていたトランボを守って仕事をさせたんだろうな、と漠然と思っていた。そう文章に書いたこともある。 その想像は間違っていなかったようだ。 そのことを喜ぶ。 ウィリアム・ワイラーとダルトン・トランボについて書いた酔流亭の文章は、たとえば以下など。
by suiryutei
| 2021-04-16 08:07
| 映画・TV
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