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『思想運動』という新聞は酔流亭もときどき寄稿する月刊の運動紙だが、最新号(5月1日付け)の文化欄ではメーデーにちなんで[わたしの薦める労働映画この三作]という記事を載せている。4人の方が合わせて12本の映画を挙げた。 このうち、憲法学者の清水雅彦さん(日本体育大学教授)が『ノマドランド』『アリ地獄天国』とともに薦める『家族を想うとき』(ケン・ローチ監督、2019年)は酔流亭も好きな映画だ。 立野正裕さん(元・明治大学文学部教授)が『男の闘い』『怒りの葡萄』に加えて『わが青春のフロレンス』(マウロ・ボロニーニ監督、1970年)を選んでいるのも嬉しい。この映画は、わが青春の頃に観た忘れられない一本だからである。 日本で公開されたのはちょうど半世紀前、1971年の春だった。当時フィレンツェはフロレンスと呼ばれるほうが一般的であった。たとえば1972年出版の森信成『唯物論哲学入門』では「人口一〇万~二〇万人くらいのフロレンス」で同じ時期にダビンチやミケランジェロなどの天才が次々輩出したのはなぜかを唯物論の立場から説明している。 そのころ高校二年生だった酔流亭は授業の帰りに同作品を吉祥寺の映画館で観た。主人公の若者は当時の酔流亭と年齢はいくらも違わなかったろう。煉瓦工となってストライキを闘い、社会主義に目覚める。酔流亭が初めてベトナム反戦デモに参加し、初めてマルクスの本を開いたのがそのころだから、映画の登場人物たちに素直に共感した。それから半世紀、映画の中の彼らと同じように労働者として生きてくることができたことを喜ぶ。 ![]()
by suiryutei
| 2021-05-08 08:30
| 映画・TV
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