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【いてんぜ通信】第2号(6月1日付け)に寄稿した『日本におけるマルクス受容は』という文章は、全文を5日前、22日の更新記事に写してある。 この文章の後半に布施杜生のことをすこし書いた。治安維持法被疑者の弁護で知られる布施辰治弁護士の三男であり、野間宏の小説『暗い絵』の登場人物たちのモデルになった一人だ。 さて【いてんぜ通信】が完成すると、編集発行を手がける三上広昭さん(労働者文学会会員)はいつも酔流亭寄稿ページを別に抜き刷りして渡してくださる。これがありがたい。おかげで酔流亭はその抜き刷りをプリントして周りの友人たちに読んでもらえるのである。 そんなふうに酔流亭の文章を読んでくれた知人が、そのつぎ顔を合わせたとき写真を見せてくれた。布施が卒業した旧制松本高校の旧校舎が記念館のようになっていて、そこに布施が遺した手紙や獄中で詠んだ短歌が展示されている。驚いたことに知人は布施杜生と縁のある人で、以前にその旧校舎を訪ねたとき撮った写真だという。 下の写真、差し出すほうの布施の住所が京都市・・山科・・となっている。一回目に逮捕された後は山科の未決監に入れられたということだから、そこから出した手紙だろうか。二回目に逮捕されてから京都拘置所で獄死するのである。 詩才のゆたかだったことは遺された短歌からも覗われる。 [完全護憲の会]HPに『布施杜生』という詩(ゆき・ゆきえ作)の全文が掲載されています。
by suiryutei
| 2021-05-27 08:00
| 文学・書評
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