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家にいるときはNHKのFMラジオをわりとよく聴くのだが、今日のNHKFMは朝8時から夜7時まで、つまり一日ずうっと甲子園からの中継である。雨で順延が続いた今年の高校野球も、とうとう準々決勝までこぎつけたようだ。 それはさておき、甲子園中継のような<非常時>ではないときは午後2時からの「クラシックカフェ」という番組をよく聴く。三日前の月曜日もそうだった。3時50分まで110分間の時間枠。何曲目かにブラームスのピアノ協奏曲第二番が流れた。ピアノの弾き手はスヴャトスラフ・リヒテルである。 ブラームスのこの曲は好きだ。高校のたしか三年生のときエミール・ギレリスの来日公演がTV中継され、この曲が演奏されたのを聴いた。 それがよほど強く印象に残っていて、それからおよそ半世紀後の去年、とうとうギレリスのそのCDを買ってしまった。2枚組であって、ピアノ協奏曲の一番と二番が収められている。 今回、月曜に聴いたブラームスが興味深かったのは、弾き手のリヒテル(1915-97)はギレリス(1916-85)と全く同世代で、同じ旧ソ連のピアニストだからである。 音楽のことに酔流亭は詳しくないが、リヒテルは世紀の大ピアニストと言われる。いっぽうギレリスを悪く言う人は見たことないけれど、しかし世紀のピアニストとまでは言われない。 するとリヒテルの盛名にギレリスはいくらか隠れてしまう形になる。現に、リヒテルのレコード、CDは日本でもじつにたくさん出ているが、ギレリスですぐ手に入るのは、上述ブラームスのピアノ協奏曲の他はどれくらいあるのだろう。 もっとも、ギレリスのそういうところが渋くていいというコアなファンもいるようだ。高校生のとき聴いたギレリスが忘れがたいという酔流亭もそのクチかもしれない。 さて聴きくらべてみて。 リヒテルは膨らみがある。ギレリスは明晰だ。 楽器は何もできない酔流亭は、膨らみと明晰さがともにある文章が書けたらいいなあ、と思う。
by suiryutei
| 2021-08-26 08:06
| 音楽
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