|
新人事制度 大阪での報告①~③
記事ランキング
最新の記事
タグ
労働(124)
最新のコメント
カテゴリ
最新のトラックバック
以前の記事
2026年 07月 2026年 06月 2026年 05月 2026年 04月 2026年 03月 2026年 02月 2026年 01月 2025年 12月 2025年 11月 2025年 10月 more... ブログジャンル
画像一覧
検索
|
先週の土曜日、久しぶりに神田にある『伝送便』事務所に行った。今月9日に退院してから都内に入ったのは初めてだ。先月末に完成していた『伝送便』10月号もやっと手にとることができた。 『伝送便』は読者には郵送で購読してもらっているが、これまで酔流亭は月末の発送作業にはほぼ欠かさず顔を出していたので郵送ではなく発送のとき自分の分を持ち帰ってきた。もちろん購読料は送料抜きで払っています。 今回は完成して2週間以上たっている。戦争にとられていたか刑務所に入っていたかで家を留守にしていた間に生まれた子どもに初めて会う父親みたいな気分である。 10月号には記事を二つ書いた。沖縄米軍基地の汚染水放出問題について書いたものと、9月初めに亡くなった色川大吉さんを追悼する文章だ。 色川さんは歴史家だが、現在起きている問題に鋭い問題意識を持って行動した人だった。だから、沖縄の問題から先にこのブログに転写します。 沖縄米軍基地の周辺でとんでもないことが起きている。 八月下旬、海兵隊は有機フッ素化合物PFOSを含む約六万四千リットルもの汚染水を普天間飛行場から下水道に流したのである。泡消火剤を訓練で使った際生じたという。 PFOSとは、泡消火剤などに使われてきたが、発がんの可能性はじめ人体に深刻な害を及ぼすことがわかり、現在は製造も使用も法律で禁止されている物質だ。こうした有害物質は焼却などで分解処理するよう定める環境省のルールがあり、米軍もこれまで専門業者に委託して処分してきたとされる。ところが今回、焼却処分は費用がかさむからと放出を打診、日米両政府で協議しているさなかに、一方的に放出を始めた。通告があったのは、放出のわずか三〇分前だ。 信じられない行動である。いつも米国の顔色ばかり覗っている日本政府が、さすがにこれには遺憾の意を表明した。もっとも、その遺憾がどれだけ本気だったか疑わしいのは、九月を通して行なわれていた自民党総裁選でこの問題に言及した候補がただの一人もいなかったことでもわかる。一方、沖縄県議会は九月一〇日、米軍輸送機オスプレイからの部品落下と併せて米政府・軍あての抗議決議を全会一致で可決した。 米軍は低濃度に処理した上で放出したと言う。しかし、地元である宜野湾市が下水を採取して調べたところ、国が河川の水質管理で定める目安より一三倍超の数値を示した。
毒入りの水道水を・・
しかも、先述した「米軍もこれまで専門業者に委託して処分してきた」というのも疑わしい。[週刊金曜日]オンライン二〇一九年六月一〇日付に「沖縄タイムス」阿部岳記者執筆『沖縄の人びとは毒入りの水道水を飲まされている』という記事が載った。それによれば、すでに二〇一六年の時点で、嘉手納基地周辺にある水源地では、米環境保護庁が飲料水として飲み続けても影響がないとする生涯健康勧告値の二〇倍近い汚染が確認されていたという。 また今年二月、航空自衛隊那覇基地で泡消火剤の飛散事故が起きている。それでも自衛隊が相手ならば政府が本気でさえあれば調査の手が届く。米軍基地ではどれだけの有害物質を保有し、どう管理しているのか実態はわからない。日米地位協定により、基地の管理権が米軍にあるからだ。 TV報道はこれをほとんど取り上げない。新聞ではさすがに朝日が九月一二日、毎日は一六日に社説で取り上げた(九月一八日現在)。この稿も事実関係はそれらの記事に拠って書いている。しかし紙面全体では滅多に記事化されない。日本国の一部でこんな酷いことが起きているのに、多くの人はそれを知らされない。沖縄はつねにそういう扱いを受けてきたのだが。 二〇一九年に宜野湾市民の血中濃度を調べたところ、PFOSの代替物質PFH×Sが全国平均の五三倍の濃度で検出されていた。有機フッ素化合物が住民の身体に蓄積されていることが証明されてしまったのだ。 なお米軍発表によれば普天間飛行場に残る汚染水の総量は三六万リットル。これは日本側が引き取って処分することに決まった(九月一七日)。本来アメリカが負担すべき費用九二〇〇万円は日本(われわれの税金)にまわされる。これもひどい話だ。
by suiryutei
| 2021-10-18 06:30
| ニュース・評論
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||