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3日前に近所の図書館から借りてきた。 著者は1966年生まれ、大阪大学の経済学部を出て日本経済新聞社に91年入社するが、95年には辞めて、以降フリーランスのジャーナリストだという。 なるほど宇沢弘文に私淑したなら日経新聞とは肌が合わないか。 600ページを超す大著だ。一般均衡理論とか新古典派総合とか、酔流亭には馴染のない近代経済学の理論も要領よく解説してくれているから、ていねいに読めばかなり勉強になりそうだ。 ところが図書館の本は2週間しか手元に置いておけず、その2週間のあいだに酔流亭がこなさなければならない他の用事を勘案すると、精読するのは諦めざるをえない。それで経済学の理論は後回し、宇沢弘文という経済学者の人生を辿るほうを主にして、一昨日~昨日と大急ぎでページをめくった。しかし、社会的共通資本だけは飛ばし読みするわけにはいかない。 (この岩波新書はちゃんと自分で買ったから我が本棚に並んでいる) 思えば、郵便労働者であった頃、郵政民営化と対峙する上で、社会的共通資本という概念は、よく理解していないながら心強い援軍のように思ったものだ。2014年の春、『伝送便』編集部が企画した学習会で報告したとき、社会的共通資本に論及した覚えがある。いま読み返して自分の浅学に赤面するが。 宇沢が亡くなったのはその年の秋である。 宇沢弘文が酒好きであったこと、長い顎鬚を蓄えた仙人のような風貌からは意外だが激しやすい人であったことも親しみを感じる。 時間があるとき経済理論についての叙述も含めてゆっくり再読したい。なに、この本を借りた図書館は我が家から歩いて5分足らずのところにある分室だから。 ※柄谷行人の書評がなるほどと思うので、貼り付けておきます。 ※2014年9月、訃報に接したときの更新記事はこれ。
by suiryutei
| 2022-02-17 08:33
| ニュース・評論
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