新人事制度 大阪での報告①~③
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労組結成への動きが注目されている米アマゾンでは、解雇されるのを「リリース」されると言い換えられてきたという。リリースとは「解放する」とか「放つ」という意味だ。今朝(13日)の朝日新聞【天声人語】が話題にしている。 管理職と労働者も区別なく「アソシエイト」と呼ばれる。「倉庫で働く人も企業のトップも同じだと教えられた」。 ところが「現実はきれいな言葉とはほど遠かった」。病気で休めば懲罰点、解雇も簡単にされた。「過酷な労働条件を見えにくくするため、言い換えがなされているのか」。 こんな言い換え、たとえばアソシエイトという言葉は米アマゾンではいつから使われてきたのだろうか。アソシエイトというのは、日本の郵便局関係者には、もう数年前から耳に馴染みの言葉だ。 有期雇用労働者は、雇用契約をくりかえして5年たてば、希望すれば無期雇用に転換できる。改正労働契約法18条の規定である。こうして無期雇用に転換し、しかしいわゆる正規雇用になったわけではない労働者を郵政ではアソシエイト社員と呼ぶようになった。たしか2016年からである。 無期に転換すれば半年ごとの契約更新時に「雇止め」されるかもしれないという不安からは一応のがれられるので一歩前進ではある。しかし賃金は正規雇用に比べずっと低いままだし、外務は別として、利用者に見られることがあまりない内務作業には作業着も貸与されない。アソシエイト(仲間)と呼ぶんであれば、それ相応の待遇をしたらどうだ、とは私たちはずっと要求してきた。まことに「過酷な労働条件を見えにくくするため、言い換えがなされている」だけなのだ。 無期転換まで5年というのが、今度から3年に短くなる。それだけならいいが、その3年時点でスキル評価の基準を充たしていないと本当に「雇止め」されてしまう。問題は、このスキル評価に評価者(管理職、正規雇用労働者)の恣意が入る懼れがあることだ。本来の意味でのスキル(技能)に問題はないのに「こいつ、生意気だ」式の匙加減をされる危険があるのだ。 とんでもない毒素である。この危険は『伝送便』誌がずっと訴え続けてきたこと。 上はJP労組の2016年の全国大会会場前で捲いたビラ、下は『伝送便』のHPです。 ※関連して
by suiryutei
| 2022-04-13 08:55
| ニュース・評論
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