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昨日の朝、新聞のTV番組表を眺めると、NHKBS午後1時からの放映『オールウェイズ』(1989年)の監督がスティーブン・スピルバーグとある。 この映画について事前知識は何もなく、ただスピルバーグ作品ならちょっと視てみようかというつもりになった。 ところが、作中に登場する美しい年配女性の顔に見覚えがある。もしやとTV画面を視ながら手元のスマホで作品についてネット検索すると、果たして、その女性はオードリー・ヘプバーンであった。彼女は1929年に生まれて93年に亡くなっているから、『オールウェイズ』は還暦のころの出演だ。晩年と言ってしまうにはまだ若い。 さて『オールウェイズ』は森林火災の消火活動に従事する飛行機乗りの話である。山火事の現場に飛んで行って、空中から消火剤を散布する。こういう職業があるほどアメリカ合州国は森林火災が多いのだろうか。主人公の男性操縦士は、エンジンに山火事の火が燃え移ってしまった同僚機に抜群の飛行技術で超接近して消火剤を浴びせ、救出するが、その直後に自身の機が炎上してしまって死ぬ。そうして、あの世に行って出会うのがオードリー・ヘプバーン演じる女性なのである。つまり彼女もあの世の人(もう人ではないか)である。彼女は霊となった男性操縦士をいったん下界に戻す。下界では、彼と愛し合っていた女性が深い喪失感に沈んだままだ。霊であるところの男性は、(霊であるから彼女には姿は見えないが)前向きに生きていくよう彼女を導く。 スピルバークらしいファンタジックなところのある作品であった。 ところが、映画が終わるときのクレジットに「ダルトン・トランボ」という人名が表示された。オヤ、TV画面から離れて今度はパソコンで「オールウェイズ、ダルトン・トランボ」と検索してみた。すると、トランボが脚本を書いた『ジョーという名の男』(1943年)という映画の、『オールウェイズ』はリメイクらしい。 うむむ、スピルバークは、それで作中の天使のような女神のような女性にオードリー・ヘプバーンを配役したのか。ヘプバーンの代表作『ローマの休日』(1953年)のある時期までは隠されていた脚本家がダルトン・トランボであることは、今や多くの人が知っている。 昨日の話はここで終わらない。 夜、都心で会合が一つあった。映画を視終わったあと、夕方から出かけて、会合を終えて上野駅発21時54分の常磐線下り列車で帰途につく。 ところが、この電車が北千住駅まで来たところで 「新松戸ー北小金の間で火災が発生しました。運転を見合わせます。運転再開の目途は立っていません」 というアナウンス! 結局、2時間待たされた。帰宅は日付をまたいで今朝の1時過ぎである。 昼間の映画といい、夜の沿線火災といい、妙に火事に縁のある日だった。
by suiryutei
| 2022-05-18 09:10
| 映画・TV
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Comments(2)
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