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今週の月曜だったと思う、宮本百合子の評論『冬を越す蕾』(1935年)をインターネットの〔青空文庫〕で読んでいた。午前9時台であって、この時間は部屋にいるときはNHKFMラジオを聴くともなく聴いていることが多い。 かかっていたラジオ番組のDJである向谷実(むかいや みのる)という人が楽曲の合間に粉末ジュースの話をした。子どもの頃よく飲んだ粉末ジュースのことを何かの折にお連れ合いに話したところ、お連れ合いはそもそも粉末ジュースとは何かを知らなかったという話題である。 向谷実さんは、いまウィキペディアで調べると1956年生まれだ。酔流亭は55年生まれだから、ほぼ同世代。 酔流亭も小学生の頃は粉末ジュースをよく飲んでいたこと、しかし、気が付くといつのまにか(中学生くらいの頃か)粉末ジュースは消えていってしまったことを思い出した。 向谷さんのお連れ合いは、おそらく彼よりいくつか年下であって、彼女がジュースを自分で買って飲むような年齢になった頃には粉末ジュースは周りから姿を消していたのだろう。1970年代にもなれば、ジュースは果汁100%で缶入りか瓶詰になっていた。小さい頃よくお世話になった紙カップ入りの模造ジャムがいつのまにか消えて、本物の苺🍓を使った瓶詰に替わっていったのも同じ頃か。 さて今この文章を読んでくださっている人の中にも、向谷さんのお連れ合いと同じく、粉末ジュースを飲んだことがない人がいるだろうかと考える。たいていは一杯分ずつ袋に入っていて、菓子屋で売っていた。酔流亭の生家は菓子小売業を営んでいたから、我が家でも売っていましたよ。いちいちコップを使うのが面倒なので、袋の封を切って、水道の蛇口に近づけ、水をじかに注いで飲んだりもした。袋に水はいくらも入らないから、上澄みを飲んではまた水を注ぎ、少しずつ溶かしながら粉が無くなるまでくり返し飲んだものだ。 あのころジュースで瓶詰というと、プラッシーという飲料が米屋さんで売られていたね。あれは米屋で売るものという棲み分けがあったようで、菓子屋である我が家には置いていなかった。 はや5年前になってしまったNHK朝ドラ『ひよっこ』で、有村架純演じるヒロインみね子の同級生だった三男(泉澤祐希)が就職した東京下町の米屋にも、そこはNHKだから商品名が露わにはわからないようにされていたがプラッシーみたいな飲料が店頭に並んでいた。ドラマでは〔オイッシー〕とか呼んでいたかな。 そういえば、米屋というのもいつのまにか町から姿を消してしまった。 下の写真、左が三男で右は伊藤沙莉が演じた米屋の娘。
by suiryutei
| 2022-05-28 08:01
| 身辺雑記・自然
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