新人事制度 大阪での報告①~③
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Iさんとは蕎麦の〔神田まつや〕で飲むことが多い。そんなときは〔まつや〕のすぐ近くにある旧国鉄万世橋駅の遺構のあたりで待ち合わせる。会うのは先月15日の<沖縄「復帰」50年を問う>日比谷~銀座デモ以来だ。 この万世橋駅遺構は、いま総武線のガード下になっている。その内部はカフェや居酒屋が入って、ちょっとお洒落になりすぎた気がするが、煉瓦塀は昔ながらだろう。 昨日の午後もそうやって待ち合わせて、二人して〔まつや〕の暖簾をくぐった。今月から暖簾は衣替えして、紺から白地に替わっている。 このところ6月にしては気温の低い日が続いているが、梅雨時らしい蒸し暑さもすこしあり、つまり腰をすえて飲む前にビールをちょいとだけ飲みたい、という気分だ。サッポロの大瓶をもらう。ラベルに描かれた★がいい。 肴は冷やし豆腐。酒のアテには豆腐が一番というのがIさんの持論であって、酔流亭もこの頃そう思う。ことに〔まつや〕の豆腐は旨い。薬味の茗荷(ミョウガ)が涼し気だ。 焼き鳥も塩でもらう。皿のふちに盛られた塩は、燗酒に合う。すなわち、ビールからそそくさと徳利へ。 池波正太郎のエッセーにもよく登場した、この店の大旦那が亡くなったのはコロナ禍がひろがるより前のことだから、もう3年がたつだろうか。以来、厨房の中にいることが多くなった大女将が、厨房からちょっと出てこられて、古くからの馴染のお客さんと言葉を交わしている。元気そうである。 家族と従業員が力を合わせてコロナ禍の荒波のなか店を守ってきた。 たっぷりと飲んで蕎麦を手繰り、蕎麦湯をつかう。 店を出たのは、冬なら暗くなっている時刻だが、夏至まで10日ほどの今は日が暮れるのが一年でもっとも遅い。まだ充分明るかった。
by suiryutei
| 2022-06-11 08:59
| 酒・蕎麦・食関係
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