ユナイテッド争議、6月の成田空港行動

　ユナイテッド航空が2016年に行なった不当解雇に対して、当該の千田さんと吉良さんを先頭に解雇撤回闘争が続けられていることはこのブログでも何度か報告してきた。二人は全国一般・全労働者組合の組合員。毎月最終土曜日には成田空港四階ユナイテッド搭乗手続きカウンター周辺で就労要求行動が行なわれる。6月はその57回目の行動が普段より一週早く、18日にあった。

　まったく閑散としていたコロナ禍の真っ最中よりは空港に人の数は増えてきた。首都圏の労組や運動団体の仲間50人ほどが横断幕をひろげ、チラシを配り、リレー・トークを行なう。日本人利用者より外国からの人のほうがチラシの受け取りは良いようだ。

福島第一原発事故における国の責任を認めないというひどい判決が前日（17日）に最高裁で出たばかりである。リレー・トークでは、2017年10月に第一原発構内で死亡した自動車整備士、猪狩忠昭さん（当時57歳）のご遺族（お連れ合い）の切々とした訴えがことに心に沁みた。いわき労働基準監督署が18年、長時間労働による過労死と認定。裁判では一審判決で雇用先の下請け会社に賠償支払いを命じた部分は確定したが、この5月、仙台高裁は東電と元請けへの請求を棄却した。

過労死認定の原発作業員めぐる賠償請求を棄却　仙台高裁、遺族「労働者守ることないがしろに」：東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

7月の成田空港行動は30日（土曜日）だ。午後2時半に第一ターミナル駅の改札口を出たところで集合です。