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斉藤和義の『アメリカ』という歌は、1969年公開(日本公開は70年)の映画『イージー・ライダー』のことを歌った曲だ。 ♪ 僕の大好きな映画のポスターに書いてある 1969年のピーター・フォンダと デニス・ホッパーが作った きれいなストーリー ♪ てな感じの歌詞が続く。 わが家の車のカー・オーディオには斉藤和義のCDがセットされているので、買い物の行きかえりなんかにこの歌をよく聴いている。 その映画『イージー・ライダー』が10日ほど前の深夜にTV放映された。録画して後日視た。 2人の若者がオートバイで米国の南部を走っていく。途中、物質文明に批判的な人たちが暮らす集落を訪ねたり、田舎町のお祭りに無断で参加したら一晩留置場に入れられたり、立ち寄った食堂では長髪のよそ者に対する露骨に排他的な視線を浴びせられた挙句、野宿しているところを襲われたりする。ロードムービーという言葉はこの映画のころから定着したのではなかろうか。 その2人のライダーをピーター・フォンダとデニス・ホッパーが演じ、ホッパーは監督も。フォンダは脚本に参加している。斉藤和義が歌うように、まさに<1969年のピーター・フォンダとデニス・ホッパーが作った>映画だ。 通りがかりのトラックに乗る農夫らしき白人の男に2人がいきなり射殺されてしまうラストシーンは衝撃的だ。前述の、食堂で浴びた排他的な視線が伏線になっている。この場面に象徴される不寛容は、アメリカだけでなく今日ますますひどいものになっていると思う。 ところでちょっとニンマリしたのは、ピーター・フォンダが演じた若者の名前がワイアットであること。お父さんであるヘンリー・フォンダのきわめつけ(なにしろ名優だから代表作はいくつもあるが)はジョン・フォード『荒野の決闘』(1946年)における保安官ワイアット・アープであった。 この映画の中の酒場の場面。ワイアット・アープが、他の酒を薦めるバーテンダーに耳を貸さず「ウイスキー、ウイスキー、ウイスキー!」と三回連呼する。無骨な西部男にとって酒といえばウイスキーだったんだね。『荒野の決闘』に名場面は多々あれど、酒飲みの酔流亭はあの場面が一番眼に焼き付いている。 追記。 このウィスキーの記述には酔流亭の記憶違いがありました。 下の更新記事を見てください。 (2023年6月10日記)
by suiryutei
| 2022-06-28 08:41
| 映画・TV
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