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朝日新聞はこのごろ読むべき記事が少ない。ことに夕刊はそうだ。 そんな中で、昨日の夕刊に載った、元広島市長の平岡敬さんへの取材記事はよかった。【核に脅かされる世界に 被爆国から2022】という連載における、ウクライナの戦争についての発言だ。 記事全文はネットで読めるが、有料記事である。一箇所だけ紹介する。 「・・今の状況はロシアと米国の戦争だと私は思っています。非はもちろんロシアにありますが、『戦争で犠牲になるのは市民だ』と言い続けなければならない。即時停戦させるべきなのに、武器をどんどんウクライナに渡すということは、もっと戦争しろと言うことです。」 いっぽう、同じく昨日の朝日夕刊の別の紙面では国際政治学者の藤原帰一氏が【時事小言】と題して月に一度連載するコラムにおいてやはりウクライナの情勢を取り上げている。 氏は「私はロシア軍が撤兵しない限り、NATO諸国によるウクライナへの軍事支援と、日本を含む世界各国の対ロシア経済制裁は必要だと考える」と述べた上で、論をこう結ぶ。 「・・突き放して言えば、この戦争に勝てないとプーチン政権が判断するまで、残虐な消耗戦が続くことになるのだろう。」 プーチンの戦意が萎えないかぎり戦争は終わらないのだから、たとえ「残虐な消耗戦が続」こうが軍事支援するべきだ、というのである。 だが、ロシアの侵攻が非難されなければならないのは(平岡氏が言うように)もちろんだが、NATOの東方拡大や2014年以来つづくウクライナ国内の内戦状況がロシアの侵攻を挑発した面もあるとすれば(酔流亭はそう思う)、それらを緩和する努力を傾けることによって、プーチンが白旗を掲げるのを待たず停戦への動きを進めることはできないであろうか。相手が(あるいは双方が)消耗しつくすまで戦争が続く他ないと言い切るのは、藤原氏ご自身も気にされているように、あまりに「突き放して」いないか。 ※ウクライナ停戦を求める日本での動きとしては〔憂慮する日本の歴史家の会〕の取り組みがある。 酔流亭も同会が提起した署名に賛同した。 ※ウクライナの戦争についての酔流亭の考えは【いてんぜ通信】ことし夏号に寄稿した、この文章に述べてあります。
by suiryutei
| 2022-08-18 08:29
| ニュース・評論
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