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高校生のとき世界史の手ほどきをしていただいた恩師・綿引 弘先生から一昨日メールをいただいた。 そのメールに先月出版されたこの本の書評も書かれている。 ![]() 「通州事件」とは、北京郊外の盧溝橋で日中両軍が衝突(1937年7月7日)した22日後、北京から東へ20キロの都市・通州で、日本の傀儡政権・冀東防共自治政府保安隊が挙兵し、日本軍特務機関長以下の軍人・在留邦人(うち約半数が朝鮮人)が殺された事件である。 通州事件は日本軍の従属下にあった傀儡軍の保安隊が起こした虐殺事件であり、中国国民政府軍ではなかった。しかし当時の日本では中国軍による日本人居留民虐殺事件としてセンセーショナルに報道した。 (上に貼り付けたサイトにおける解説から) 著者の笠原十九司さんは都留文科大学名誉教授。日中戦争研究における第一人者として知られる人だが、綿引先生とは東京教育大学(現・筑波大学)の同窓で、お二人は親友である。書評を一読、これは本ブログを読んでくださる皆さんにも知ってほしいと考え、綿引先生のお許しをいただいてメールから書評部分を転載します。 序 章 通州事件の歴史背景 第1章 冀東保安隊はどのような軍隊だったのか 第2章 冀東防共自治政府と冀察政務委員会 第3章 中国国民の怒り、怨嗟の的になった冀東政権 第4章 華北における抗日戦争気運の盛り上がり 第5章 通州事件の発生と全貌 第Ⅱ部 憎しみの連鎖を絶つ──通州事件被害者姉妹の生き方 第1章 満州への移住と病院開設 第2章 通州事件に遭遇した鈴木家 第3章 〝戦争孤児〟になった姉妹 第4章 憎しみの連鎖を絶つ おわりに──「通州事件」から何を学ぶのか <ここから下が綿引先生のメールから転載する書評部分です> 以上の目次からおおよその内容を推測して頂くことにし、少し私の感想を記しておきたい。 厳密な歴史研究で明らかにされた資料で叙述され内容に生き生きとした情感を付与して読む者を引きつける笠原氏の優れた叙述力に圧倒されるのである。 <ここからまた酔流亭の文章> おりしも昨日9月18日は1931年に満州事変が勃発した日付。そこから拡大していった中国への日本の侵略戦争の過程で1937年に通州事件は起きた。ウクライナなど地球のあちこちで戦火が止まない今、歴史から学ばなければと思う。また綿引先生はメールで教え子(酔流亭にとっては桐朋高校の先輩)である2人の研究者(井上久士氏、内山雅生氏)の著述にも触れている。これも後日機会を見て紹介したい。 平頂山事件を考える 井上久士(著/文) - 新日本出版社 | 版元ドットコム (hanmoto.com) 中国の農民は何を語ったか - 株式会社 内山書店 中国・アジアの本 (uchiyama-shoten.co.jp)
by suiryutei
| 2022-09-19 08:55
| 文学・書評
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