新人事制度 大阪での報告①~③
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今日も暑かったですね。 涼をもとめて、青梅の御岳渓谷に行った。 青梅線の御嶽駅に着いたのがお昼過ぎ。ここがいいのは、駅を降りると、目の前がもう渓谷になっていることだ。多摩川もここまで上ってくれば清流と言っていい。 駅前にある旅館[河鹿園]で昼食を摂ろうかと思ったが、今日は休業であった。それで多摩川沿いの遊歩道を歩いて沢井に行った。青梅線の一駅分である。ここに清酒「澤乃井」を醸す小沢酒造がある。多摩川に面した庭で軽い食事も摂れる。枝豆・味噌こんにゃく・焼きおにぎりを売店で買ったら、千円でおつりがきた。[河鹿園]でミニ会席を食べるよりだいぶ安い。ビールと、もちろん「澤乃井」の冷酒も飲む。多摩川を眺め、セミの鳴声を聴きながらの昼酒はいい気分だ。 しかし、焼きおにぎりでは、すぐまた腹が減るのである。そこで、帰途、中央線の国立で途中下車して駅前の[ロージナ茶房]に久しぶりに寄ってみた。酔流亭はここで出すザイ・カレーという辛口カレーが好きである。 ギネス・ビールを飲みながらカレーを食べていると、近所住まいらしい年配の男性二人連れが入ってきた。「ここの親父さん、亡くなってさ。もう2年も経つかな」という会話が聞こえた。 知らなかった。数年前まで、いつも店の奥のテーブルにいて、新聞など読みながら、店内に気を配っていた。店の常連だった故・山口瞳のエッセーにもよく登場した。山口と同年配だから、80になるかならぬかというところだったろう。酔流亭の親くらいの世代である。 [ロージナ茶房]は1954年開業。ロージナとは、ロシア語で「愛国」という意味だそうだ。この意味をロシア語で表現したところに、1950年代なかばという時代を、酔流亭などは感じてしまう。酔流亭が生まれたのは、その翌年であり、国立市内の学校に通っていたから、高校生のころ授業をさぼって時々この店でコーヒーを喫したものだ。 先代が亡くなっても、[ロージナ茶房]の店の雰囲気は以前と変わっていない。夜の空いているときなど、湯布院の[天井桟敷]にいるのと似た気分になることがある。
by suiryutei
| 2005-08-04 22:11
| 酒・蕎麦・食関係
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Comments(2)
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